友人に、「自己理解」が好きな人がいる。

「自己理解」って何やねん！と思うけど、まあ字面まんまで、要するに自分について深掘りして理解していくことである。

今日はその友人と久しぶりに会ったのだが、この半年間、何していたの？と聞いたら、「自己理解してた！」という清々しいまでの答えが帰ってきて、思わずこう返していた。

「気持ちわる！」

そうしたら、友人はなんと返したと思う？

「ありがとう！」

と言ったのだ。
どういうことかというと、いちばん傷つくのは「無関心」であって、「気持ち悪い」というのは自分に興味を持ってくれているから、ということらしい。

そんな、気持ち悪いくらい好きなことに出会えるって最高だと思う。寝ても覚めてもそのことばかり考えて。毎日あたらしい発見があって。やればやるほど楽しくて。

そんなこと、すべての人にないと思うのだ。

気持ち悪いって言われちゃうくらい。いや、言ったのはわたしなんだけど。

自分のことを知るって怖い。

そんな、自分のことを知ることが大好きになった友人のこれからの未来は明るい気がする。