見出し画像

斜めに伸びる緑地


壁面緑化は、緑化率として算定されない。

しかし、竹芝ポートやアクロス福岡、立川グリーンスプリングスなどのように、少しずつセットバックする段状の緑化の場合、これの算定にあたる。

これを斜めに伸びる建築ならぬ、斜めに伸びる緑地は、これからの再開発の方法論かもしれない。

「建築雑誌」5月号を読んで、面白かったのは、アクロス福岡では、近隣の植栽を持ち寄って、植えていること。

開館当初に間に合わなかったものは、入れ替えたりもしているそうだ。

そうやっているうちに、その都市に住んでる鳥や生物がここを新しい山として、自然の山と行き来するようになったという。

こうやって、生態系の維持に建築が作用していくのは面白いこと。

そして、そういう視点が大切だと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?