この素晴らしき世界〜想いを音楽に乗せて♫〜
“ファッション×環境問題”について発信するミレニアム・Z世代中心のオンラインコミュニティ「mimo(ミーモ)」のおかやんです☀️
2021年もあと1日で終わりですね…
まだまだ不安定な1年でしたが、来年は希望が見える1年になることを願うばかりです…💫
世界が不安に覆われるような時代が来たのは今回に限ったことではありません💧
たくさんの人の命を奪ったペストや繰り返される戦争、失業者であふれた世界恐慌など…
平和とは尊く儚いものなんだと思い知らされます…
そんな暗い時代を音楽で変えようとした人々がいました🔥
音楽に乗せて自分の想いを訴え、多くの人の心に響かせ、今もなお影響を与えています!
今回は『素晴らしき世界に変えようとしたミュージシャンたち』をご紹介させて頂きます。
ビリー・ホリデイ
壮絶な人生を歩みながらも多くのアーティストに影響を与えたアメリカ🇺🇸のジャズシンガーです。
「レディ・デイ」の呼称で知られ、サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと並んで、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人に数えられる。
彼女の生涯に於いて代表的なレパートリーであった「奇妙な果実 (Strange Fruit)」や「神よめぐみを (God Bless' the Child)」、「I Love You, Porgy」、「Fine and Mellow」などは、後年に多くのミュージシャンに取り上げられるジャズ・ボーカルの古典となった。
彼女の死から約40年後の2000年にはロックの殿堂入りを果たした。また2003年には、「Qの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第12位に選出された。
レコード・プロデューサーのアーメット・アーティガン氏はこう語ってます。
“あれは宣戦布告だった…公民権運動の火付け役だ”
奇妙な果実(Strange Fruit)
〜奇妙で惨めな作物がここにある〜
当時のアメリカは、南部を中心とした黒人へのリンチ・暴行は日常的に行われていました💥
こちらの曲は黒人人種差別を歌ったものです。
暴行を受けた黒人たちの死体を木に吊るしたという悲惨な事実を誇張も誤魔化すこともせず、その場の光景を淡々と書き出した歌詞は聴くに耐えない人もいるかもしれません💧
ですが、この曲をきっかけに多くのアメリカ人が暗い事実を黙認してたことを改めて思い知り、差別的な考えを改め、後の公民権法の成立に結びついたのです✨
最初に彼女がこの曲を歌ったときの心境を思うと、恐怖は計り知れません!
どんなことをされてもおかしくない時代です💥
曲を歌い終えた後の彼女の言葉がございます。
“歌い終わった時、客席は水を打ったように物音ひとつなく、静まり返っていた。と、ひとりのお客がおどおどしながらパチパチと手を叩き始めた。次の瞬間、その場にいた全員がいきなりワッと拍手し始めた”
その後100万枚を超える大ヒットを記録⤴️
彼女が受けた痛みだけではなく、黒人の人々全ての痛みに満ちた一曲であります…
その反面、この曲は黒人差別の意識を変えた革命的な曲でもあります🔥
ジョン・レノン
イギリス出身のシンガーソングライター。ギタリスト・平和運動家。
ビートルズにおいてボーカル・ギターなどを担当。
ビートルズ解散後はソロで、主にオノ・ヨーコ(小野洋子)と共に活動した。シンシア・レノンとの間に生まれた長男ジュリアン・レノンと、ヨーコとの間に生まれた次男ショーン・レノンがいる。
“みんな平和について語るけど、誰もそれを平和的な方法でやってないんだ…🕊”
ジョン・レノン氏の心に響いた名言です🤲✨
イマジン(Imagine)
〜想像してごらん 国なんか存在しないって
難しくはないよ
殺したり死んだりする理由は一つもなく
宗教だって 勿論ないんだ〜
“この曲を生み出すためにジョンと私が出会った”
オノ・ヨーコ氏の言葉です✨
今も世界のどこかで戦いが繰り広げられています💥
日本は戦争から遠く豊かな国ですが、レノンはすべての人に祈りを、平和のための想像を促したのがこの曲です🕊
柔らかい言葉で語りかけるような歌い方、耳心地よいメロディは一度聴いたら忘れません!
リリースされてから50年の月日が経った現在でも色褪せることのない理由は、柔らかい言葉の裏に『宗教や国の違いに縛られてはいけない』という強いメッセージを投げかけていて、それは今もなお問いかけなければいけないものだからです🔥
ジョン・レノン氏はこのように語っています…
“今は僕も、自分が何をしなければいけないのか理解しています。政治的なメッセージには、少しばかりハチミツをかけて出した方がいいんです”
この表現はまさに『Imagine』の雰囲気そのものであり、だから世界中の人々に愛されるのだと改めて感じます…🤲💗
この曲を聴き平和を想像することで、一人一人の行動に繋がることが2人の夢なのだと思います💫
ルイ・アームストロング
しゃがれた低音ボイスとは裏腹に子供のような笑顔がとても印象的…✨
現代でも通用する程の凄腕トランペット奏者であり、役者、執筆など多彩な才能の持ち主でした🎺
アメリカのジャズトランペット奏者。作曲家。
10歳頃よりヴォーカル、14歳からトランペットを始める。23年、師と仰ぐキング・オリバーのバンドで初録音、翌年にニューヨークへ進出。
ジャズ・ヴォーカルの開祖的なシンガーとしても著名。
1999年LIFE誌が選ぶ「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」へ選出、ジャズ演奏者として初めて「TIME」の表紙を飾るなど、歴史に残る偉業を成し遂げる。
幼少期は食べるものにも困り、人種差別に苦しんでいた中で、彼の希望の光が音楽だったのです♫
What a Wonderful World〜この素晴らしき世界
〜私には緑の木々が見える 赤いバラの花々も
私と君のために咲いているんだ。
そしてひとり思うんだ なんて素晴らしい世界だと〜
この曲がリリースされたのは1960年代後半。
ベトナム戦争が最も激化したときでした💥
ベトナム戦争とは?
南北に分断されたベトナムを統一することをめぐり、アメリカ軍が支援する南ベトナムと北ベトナムが支援する北ベトナム軍・南ベトナム解放戦線が行った戦争。
アメリカはもちろん世界中にベトナム戦争のニュースが報道される中で、G・ダグラス氏がこの現状に嘆きこの曲を作詞、作曲したのでした…
黒人であるルイ・アームストロング氏がこの曲を歌うということは、アメリカに対して戦争反対の抗議をすることと同じ意味を持っておりました🔥
命の危険もあったこの勇気ある行動のおかげで世界中で、もちろん日本でも大ヒットを記録しました🕊✨
たくさんの辛い思いを経験してきた彼が歌ってる歌は、世界を包み込むような愛と希望に満ち溢れています🤲💗
平和的に心を揺さぶる音楽の力🕊♫
ルイ・アームストロング氏が亡くなる直前に、イントロが付け加えられ再収録された歌詞の中にこのような言葉があります✨
〜私には、この世界はそんなに悪いものじゃないように思えるんだ
ただ、私たちが世界にしていることが悪いんだ〜
戦いを求めている人々の中には、この悪い世界を変えたいという想いで動いている人々がいます💥
目まぐるしく変わり、先を見通すことが容易ではない時代に、良い未来を思い浮かべる人々は少ないかもしれません…
不安な想いが強いほど、世界を変えたいという想いから攻撃的な行動を厭わなくなるのだと思います💧
言葉は通じなくても想いが伝わる力が音楽にはあると思います🌈
音楽の力で平和な世界が訪れることは、世界を変えようとしたミュージシャンたちの願いであります🙏💫
そして今回ご紹介した曲で心を揺さぶることが私の願いであります✨
最高まで読んで頂き本当にありがとうございました🙇♀️来年はさらに良い記事を書けるよう努めて参ります!
それでは、良いお年をお迎えください🎍☀️
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