取り扱う本について

前回、映像関連の本を置きます、と書きました。

今の棚の写真ですが、『センス・オブ・ワンダー』は売れてしまったようです。少し寂しい感じかなと思うので、近日中にまた補充しに行きます。


『白の闇』が映画原作本で、『大映女優祭』のパンフ(結構、豪華ですよ)や昔の雑誌『シナリオ』なども置いています。『白の闇』はパンデミックものですが、今なら誰でも何かしらの描写が真に迫って感じられる小説ではないかと思います。
『白い病』も同じく今の時代に再評価されるべき作品ではないかなぁと。『白い病』の方は戯曲ですが、『白の闇』と2冊セットで読んで欲しいです。


店主は短歌や俳句、詩も好きなので多めに取り扱います。
もちろん置いてあるどの作家さんもイチオシなのですが、中でも三角みづ紀さんの詩集『よいひかり』は詩はあまり読まないかな、という方にこそオススメです。
肩肘を張らずに読めますし、じわじわ染み込んでくる感じでした。
どこかずっと寂しさや孤独を感じる詩なのですが、不思議と読み終わった後は温かい気持ちになりました。『よいひかり』というタイトルがぴったりだと思います。


村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短編』は『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞で話題になったので、取り扱うことにしました。村上春樹で好きなのはほとんど短編なのですが、一般的にはどうなんでしょうか…。短編はちょっと奇妙で煙に巻かれるような、不思議な読後感ものがあったりして。
短編の方をあまり知らない方、『女のいない男たち』の方が話題ではありますが、こちらも是非お手に取って頂けたらと思います。

『納屋を焼く』に関しては韓国の『バーニング』という映画の原作です。こちらはとても素晴らしい映像化ではないかな、と思います。監督のイ・チャンドンは『oasis』『シークレット・サンシャイン』など、他の作品もオススメです。


取り扱っている本をなかなか全部は紹介しきれませんが、こちらのnoteでちょこちょこ書きますので、気になる方は下北沢へ!


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