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【インフルエンザ×出産】次女が教えてくれたこと

我が家は小4長男、小2長女、年長次女、2歳三女のいる6人家族です。
今日は3番目の次女の出産エピソードを書こうと思います。

出生の時からパンチの効いていた次女。
家族全員がインフルエンザに罹っている中で生まれてきました。
当時4歳だった長男が発熱→2歳長女→わたしと熱が出て、この感染力は…と思っていたところに陣痛がきました。
その時、すでに夫も発熱。近くの実家の母もあやしい(のち発熱)という状況。

夫と産院へ向かい、発熱の旨を伝え、インフル検査の結果、陽性。
子宮口5㎝のところで陣痛が弱くなってしまい、促進剤を使って1時間ほどで無事出産。
夫婦ともに39度超えで出産というびっくりの展開でした。

生まれた次女にウィルスがうつらないようすぐに隔離。5日間の隔離で、退院の日まで次女には会うことができませんでした。

会えないので助産師さんが写真入りのカードを
作ってくれました

わたしは罪悪感と不安でいっぱいになっていました。
院内感染予防のため、インフルエンザの薬を飲んだこと。
陣痛促進剤を使ったこと。
赤ちゃんに指一本触れることもなく、離れ離れになっていること。
高熱のある上の子たちを家に置いてきたこと。
こどもたちも、インフルエンザの薬や解熱剤を使ったこと。
(当時、薬は使いたくない!とこだわっていました)

本当はわたしもこどもたちも薬は使いたくなかった。
産まれたらすぐに赤ちゃんを抱っこしたかった。
上の子たちが苦しんでいるときにそばにいてあげたかった。
インフルエンザに罹らなければ、こうはならなかった。

ぐるぐるとする中ふと、インフルエンザになってよかったことはなんだろう、と思いました。


よかったこと、それは【夫が休みを取れたこと】でした。

夫は超繁忙期だったので、わたしの入院、中休みを取ることも早く帰ってくることも無理だろうということで、入院中上の子たちは実家で過ごすことになる予定でした。

でも、わたしはそれがなんとなくイヤでした。
自宅で過ごしてほしかったし、夫にこどもたちのそばにいてもらいたかった。
こどもたちの安心感が全然違うだろうから。
でも時期が時期だし仕方ないよね、と諦めていました。

そうしたら起きたインフルエンザパンデミック。
インフルなので、夫は会社に行けない。
結果、こどもたちは夫がいる中で自宅で過ごすことができたのです。(薬が効いて夫はすぐに解熱し家事育児を完璧にこなしていました)

そういうことか
そういうことだったのか
望んでいた
叶っていた
なんてこった

と、その当時思いました。


今となれば、実家で過ごそうが自宅で過ごそうが、上の子たちは大丈夫!と思えるのですが、当時はいろいろとわたしの中にこだわりがありました。
自分の思う「正解」をやりたくて、でも完璧にできなくて、苦しかった。

次女は、そのいろいろなこだわりをぶっ壊すかのように、家のことも、上の子たちのことも、生まれたての赤ちゃんのお世話でさえも、すべてわたしの手から離れて委ねるしかない状況をつくり、それでも大丈夫なんだよ、握り締めなくていいよと、身体を張って教えてくれたのだと思います。

現在6歳の次女。他にもいろいろとわたしに経験を積ませてくれます。
他のエピソードはまた今度。


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