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今までとこれから(後)

不規則な生活が当たり前だった私が、今では早寝早起きベジタリアン料理で規則正しく生活しているんだから笑ってしまう。

何かを変えたい時は、考えるより求める環境に飛び込んでしまうのが早い。

はじめに断っておくが、海外でヨガ修行中なんて言うと、片岡鶴太郎氏目指してますか?と問われることが多々(特に関西人)。違います。笑

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さて、今年で32歳になる。

これからの30代をどう過ごそうかと考える。

こちらにいると年齢はただの数字とよく言うが、区切りをつけるには年齢を使うのはちょうど良い。

今までは目の前にある課題をスマッシュで打ち返す日々だった。

今は贅沢にも自分の選択をすることができる。

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まず身を置きたいライフスタイルを決めた。

そして、やりたくないことを書き出してみた。

そうすると、今までの自分と価値観が変わっていることに驚く。

憧れから、進学先も仕事先も好んで都会を選択したけれど、今は魅力を感じなくなってしまった。

目にうつしたい自然の変化や、保ちたい気持ちがあることに気づく。

日常の些細なことに豊かさを見出してみたい。

人の性格はなかなか変わらないけれど、人の価値観は経験で変わる。

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仕事で忙しくしていた頃、毎日の生活の中でなぜか気分が落ちてしまったり、感情のコントロールができない時があった。

何度も試行錯誤をし、年齢を重ねるごとに、自分の心が定位置に戻る術を身につけていった。

仕事で一定の結果を出すには、何よりも強いメンタルが大事だったから。

私の術は、とにかく五感を満たすこと。

例えば、匂うと明るい記憶が蘇る香りを纏ってみたり。

自分がなりたいムードになれる音楽を選んでみたり。

いつもより早起きをして、満開の桜並木を歩いて出勤したり。

ほんのちょっとしたこと。

ほんの数時間、数十分、数秒のこと。

そして何より、たった1時間のヨガに集中すること。

誰の時間でもない、自分だけの時間。

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そして今、時間をかけて色んな断捨離をしたら、これから自分が何をして生きていきたいか湧き上がってきた。

毎日を頑張る人、特にワーカホリックな人に向けて、ヨガというツールでその術を提供できる人になりたい。

心が穏やかになって、またスイッチが入るような、意思決定がしやすくなるそんな術。

人の幸せを心から喜べたり、相手の気持ちを汲めたり。

まずは自分が満たされてからできる判断もある。

私がそうだったように、そうしてもらったように。

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ここバイロンベイで学んだ大事なことの一つ。

ヨガはアーサナ(ポーズ)だけではないということ。

呼吸法・瞑想・ヨガ哲学を知ること、それもヨガ。

仕事をしていると競い合うこと、勝ち取ること、結果を出すことは当たり前。

周りの目を気にすることもあるし、見栄を張ることだってもちろんある。

それは、普通のこと。

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でも、ヨガの時間は、人と比べない、周りを気にしない、見栄を張らないが鉄則。

1日の中にそんな瞬間があってもいい。

一見、パフォーマンスをしているように見えるヨガのポーズにも意図があって、それは自分の弱さや強さが露呈する。

大きく言うと、学びを深めれば深めるほど、ヨガを通して自分と人生を学ぶ。

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だから、私は、ヨガを通して働く人にそんな時間を提供できる人になろう。

そう決めた。

特に勝負している人、ワーカホリックな人にこそヨガを使ってほしい。

今はバイロンベイで力を注ぐべきこと、そうではないことをしっかり見極めて、

春の帰国まで、去年と180度変わったこの生活環境を味わい尽くしたいと思う。

そして、納得して新たなスタートが切れるように、今日もヨガ修行に勤しむ所存である。


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