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綺麗事は声に出していい。

私は昔から、日曜日があまり好きじゃない。

日曜日って他の曜日にはない独特な空気が流れる気がして、それが妙に落ち着かないというか、誰かと居てもなんとなく孤独な気分になったり変な焦りを感じてしまう。

考えてみると、ふとした時にこれと似た様な孤独を感じることがあります。

価値観が合っていると感じた相手に夢を語ったり、純粋な気持ちや素直な愛情表現を口にしたら、相手の反応がキョトンとしてしまった時ありませんか?「あれ、もしかして違った?」みたいな。その時の空気って、小さいのにじわじわ痛みを伴うささくれみたいな脅威がありますよね。

それで次から保守的に空気を読んで、相手の価値観にあったような意見カードを出してしまったり。

そのカードを出した瞬間ものすごく落ち込む。そういう小さな積み重ねが癖になると今度は本当の気持ちをオープンにするのが怖くなっていつか心が死んでしまいます。

物書きやアーティスト、芸能関係者たちが堂々と物を申すのって凄くかっこいいですよね。彼らは炎上するのも人気の証と理解しているから自信を持って発言します。(炎上商法という場合もありますが。)多くの人はそういう姿に憧れるし、だからファンがつくんです。日常生活だって同じです。卑屈な意見やカッコつけた言葉で自分を守る人よりも堂々と綺麗事を言って、一つ一つのコミュニケーションを大切にできる人がかっこいい。

可笑しなことも、堂々と楽しそうに言われたら信じたくなります。価値観が合わないっていうのもコミュニケーションの面白さであってそれで仲良くなることもありますからね。気持ちは押し殺さないで声に出せば新たな出会いや発見に繋がるものです。

今日は、映画『ランドリー』からそういう孤独や恐怖を楽しいものに変える空想をしました。

続きの料理エッセイはこちらをご覧ください。



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