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『PERFECT DAYS』の何が琴線に触れるのか、気づきをまとめた。

カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』。
役所広司主演の清掃作業員の男の日常を描いた作品。

「足るを知る」だとか、「禅僧のような生活」とか、「まるで聖人」など。
その小さくも満たされた生活と映画の映像美が話題、らしい。

らしい。はい、私はまだ観ていません。
みたいとは思っているものの、一人で映画観に行く余裕はないので、話だけ聞いているのですが、少し怠惰に過ごしてしまった休みの日、ふと、この映画のことを思い出して、刺激を受けるためにも観たいなあ、と思いました。
検索していたら、ピース又吉直樹のyoutube動画見つけ、その解説からも、映画の主人公平山の日常が、いかに素朴だけれど規則正しく、豊かに過ぎていくかが想像され、私なりの気づきも思い浮かんだので記事にしてみました。

大原扁理さんの『20代で隠居』の本を思い出した

この映画の内容を知った時、すぐに大原扁理さんのことを思い出しました。
週休5日、週に2回だけ障がい者施設で働き、月7万円でやりくりしながらも、読書が趣味で、毎日規則正しく起き、食事も自炊したりと、精神的にとても豊かな生活だな、と思っていました。

小川糸さんの1日、1週間、1年のリズムも思い出した

そして、規則正しい生活という面で、小説家小川糸さんのエッセイ本で読んだ生活リズムについても思い出した。

小川糸さんは、
1日のリズム:午前中は執筆をして午後はゆっくり過ごす
1週間のリズム:平日は仕事、金土は人に会う、日は家で静かに過ごす
1年のリズム:冬は執筆に集中、春は執筆したものを読み直し、夏は仕事を休む、秋は作品発表、冬はまた新作を執筆と1年1冊のリズムで仕事をする

こんな生活をされていると、エッセイで書かれていて、とてもうらやましく思いました。

3人の満たされた暮らしの共通点とは

前置きが長くなりました、映画の平山、大原扁理さん、小川糸さん、この方々のリズムある暮らし、そして私が何にあこがれているのかを考えたら、共通点がみえてきました。

◎読書家である
◎リズムある生活をしている
◎暮らしを大切にして生活している

こんな共通点がみえました。
ネットやゲーム、パチンコなどのギャンブル、そういうものに流されず、余裕のある時間で読書、それも小説などを中心に読んでいる。

それぞれ、仕事と生活にメリハリのある暮らしをされている。
とくに、思ったのが、平山は時間ではなく、朝昼夕夜と太陽のリズムで生活が成り立っていること。
朝は起きる、お祈りする、日中は仕事、夕方になると銭湯に行き、夜は晩酌したり、ゆっくり過ごし、家で静かに本を読む。
こんな落ち着いたリズムで生活している。

そして、仕事だけでなく、料理をしたり、身の回りを整えたり、植物を育てたりと、暮らしに重点が置かれている点も共通している。

***
私が一番あこがれて、そして、この映画を観た多くの人もあこがれているのは、規則正しく流れていく生活なのではないだろうか。そして、自分の身の周りのものを慈しむ。

まだ、映画を観たわけでもないけれど、その生活には私もあこがれてしまう。
自分の生活も少しずつ、変えていきたい、そんな感想をもちました。

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