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革命は言語からはじまる その1 【無→有】

私たち人類が 当たり前のように使っている「言語」というもの

動物と人間の違いを生み出す 道具(条件)の1つでもあり
人間を人間と定義する 道具(条件)の1つでもあり
人間であれば使うべき 道具(条件)の1つといえる
「言語」

人間は
言語によって わかりあえる喜びを味わうこともあれば
言語によって わかり合えない悲しみを抱くこともある

言語によって 明確になることもあれば
言語によって 説明できないこともある

言語によって 獲得する自由もあれば
言語によって 束縛される不自由もある

果たして私たちはどのくらい言語のことを理解し 言語の用途・機能を活用できているのだろうか
そして 言語の限界とは何なのだろうか

その命題をもった上で、まずは大雑把に言語の歴史を振り返ってみよう

人間が言語を生み出す前 つまり
人間を人間として認識する前までひいてみた時に
人間ではないところから 人間という「違い」を生み出した
何かのタイミングがあったはずだ。
その「違い」が生まれた時を
ホモ・サピエンスまでさかのぼってみよう
(参考:ユバル・ノア・ハラリ著 『サピエンス全史』 +ノジェス解析)

人類という種の起源となるサピエンス種というのは
700万年前に数種類が生存していたという
その中でも 今の人類の祖となる ホモ・サピエンス という種は
体も小さく 力としては他の種に比べて弱かったという
なぜ、ホモ・サピエンスはその中で生き延びたのだろうか

動物は環境に合わせて 長い年月の中で自らの体を変化させることによって多様な種の進化が起こったといわれている
競争の少ない高いところの草をたべられるように首が伸びたキリンや
砂漠で生き残るための脂肪をたくわえるコブをもったラクダなどをみると
環境に合わせて生きる力をつけている

人間はほかの動物に比べて生まれたばかりは非常に未熟で
1人で歩くことも食べることもできない状態だ
人間は 体ではなく脳を発達させるようになり
環境に合わせるのではなく 環境を変える力をもった

脳の発達と同時に
何かしらのきっかけで火を道具として使うことを覚え、肉をやわらかくして食べるようになったことで舌の構造が繊細になり 言語のレパートリーが増えてきたことが予測される
動物と戦うために 意思疎通をはかる道具として 名前をつけて 共通の目線をもてるように進化発展してきたのが「自然言語」といわれるものだ
それによって、人間は協力して巨大な動物を倒し、協力して家を建てるなどの共同作業を行うことができることになった

動物を制圧し、さらに自然の仕組みを観察して、
食の安定に成功したのが農業文明だ
言語の発達から人類は時間・空間をこえて広い範囲での意思疎通と伝達を可能にし、文明を生み出すことができるようになったといえるだろう。

まず今日は自然言語の整理まで

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