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夏至の日に海とニーチェ

「英雄的にさせるものは何か。
自分の最高の苦悩と最高の希望とに向かって
同時に突き進んで行くことがそれだ。」
フリードリヒ・ニーチェ

ニーチェ全集<8>悦ばしき知識(ちくま学芸文庫)

哲学者といわれる人たちは、今までの常識にNOをしながら真理を探究していったようです。
経営者たちなどにも、生きる基軸としてよく読まれるというニーチェもその一人です。

私は令和哲学に出会うまでは、正直、哲学というジャンルには興味がなかったのですが、実は「私は何のために生まれてきたのか」「私は何者か」「死んだらどうなるんだろう」「何のためにいきるのか」という考えるという行為、そしてその考えの生まれる主体そのものを啓発するのが、哲学というものであったということが、令和哲学を通じて理解しました。

なので、人間は誰もが「考え」を使う存在であるので、その考「考え」の通る道をつくるためには、実は哲学というジャンルは欠かせないものになるんですね。そして、時代の移り変わりが起こる時には、新しい概念、新しい基準になる哲学が必要とされるのが人類歴史になるのです。

神への信仰が人間の生きる道として「当然」であった時代から、天動説から地動説への移り変わりがおこり、信仰からこの世の仕組みを客観的に解明しようとする人類の智恵が発達して、いまでいう科学が主流になりつつある時代。
牧師であり教師であった父をもつニーチェ
神学から哲学、キリストの教えを学び、著作『ツァラトゥストラ』を通して「神は死んだ」という言葉を遺した彼は、何を伝えたかったのでしょうか?

21世紀の悟り人 令和哲学者ノ・ジェスによるニーチェの解析は、今を時代の変わり目に生きる私たちに通じるメッセージとして、かなり響くものでした。

神に依存し、禁欲、諦め、虚無の中で生きる人たちに対して
今ここ自らの内にある「超人」を目覚めさせ「生」を力強く歩む道を示した
のがニーチェ。
どれだけ人間たちの精神が愚かさや汚さにあふれようとも(それを汚れた川に例え)海のように大きな広い心で生きよと力強くメッセージをしたといいます。
「超人」としての人間の在り方を示した哲学者ニーチェでしたが
最期の時には精神病のような状態だったともいわれています。
もし、いまの時代に彼が生きていたら、人間をどのように語るのでしょうか。
私は、それを体現しているのが、令和哲学者ノジェス氏だと思います。

今の時代は
科学技術の開発が進み、脳のアルゴリズムを解明して人間の脳の因果をコピーするAIが誕生する今、さらに進化が進むと2045年にはシンギュラリティ(技術的特異点)をむかえ、AIの思考能力が人間の脳の演算能力をはるかに超えるだろうと予測されています。これは抽象的な予測ではなく、計算によって起こる近未来です。
つまり、今の条件のままでは必ずおこるという訳です。

これを超える条件としては、人間自身が変化することなのです。

どのような変化をするのかということですよね。
それが「人間の機能の進化」と言っています。
脳の5感覚、体に依存するのではなく
今まで抽象的だった「心」の分野を開拓していく世界です。

新しい感覚をつけることが必要になってくる時代です。
そこに向かうキーが、究極の絶望も究極の希望に反転させることです。
宇宙のロゴスに基づいた、再創造主感覚を楽しむ人類として
AI時代をワクワクで迎えましょう!

グローバルに哲学したい方 こちらもぜひご覧ください。

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