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語彙力こそが教養である

【言葉は身の文】
話す言葉はその人の人格や品位までも表す。

人と話している時、なんとなく「頭が良いな」「子供っぽいな」「思慮深い人だな」と感じることありますよね。
どこに着目して判断しているんでしょう。
論理的な話し方?身振り手振りの使い方?話す速度?

筆者曰く、相手から受ける印象を瞬時に決定づける要素は語彙なんだそう。

一目置かれたければ語彙力を鍛えよう

使う言葉のレパートリーが少なかったり、平易な言葉でしか言葉を語れなかったりすると、「物足りない人」という印象を持たれます。反対に、あなたの語彙力が豊かであれば、仕事でもプライベートでも「一目置かれる存在」になれるのです。

会議で自分の意見を上手く言えなかった帰りの廊下で、先輩に「悔しかったです」と言う人と「隔靴掻痒な思いをしました」という人。

どちらの方が頭が良い印象を持ちますか?私は後者です。
実際の能力は同じなのかもしれませんが、なんだか難しい言葉を使ってるし賢そうだなと思います(笑)

人より語彙力が豊富なだけで「一目置かれる存在(賢いイメージを持たれる)」なんてお得ですよね。
逆に、もし前者の方が後者の方よりも語彙力以外の力全てが優っていたとしたら物凄く損ですよね。

言葉はツールでしかない。大事なのは中身(どんな気持ちでどんなことを考えたのか)。と自分に言い聞かせて語彙力を鍛えることから逃げてきた私には耳が痛いです(笑)

とはいえ別にたくさんの言葉を身につけさえすれば良いということではないですよ。もちろん、経験あっての言葉なので。
でも、いくら頭の中で深い思考をしていても拙い言葉で発信してしまうと伝わるはずのものも伝わらなくなる可能性があることは事実なんです。

語彙力を鍛える方法

たくさんの語彙をインプットする方法は何となくイメージつきますよね。本を読んだり語彙力豊富な人と話したり。

では、語彙力を鍛える方法はどうですか?


アウトプットの機会を設ければ良い。まではわかるものの具体的なやり方は思いつかなくないですか?私は、そもそも考えたこともなかったです。

本書では、語彙のレパートリーを増やす方法だけでなく語彙力を鍛える方法も載っていました。今回は中でもすぐに実践できそうなものを紹介していきます!

ステップ①
『頼りがちな語彙を見つける。』

1日に何回も使う言葉、答えに窮した時や人の話を聞いている時など、特定の場面での常套句になっている言葉、思考していない時に口から出る言葉を見つけてください。
「すご」「あーね」「わかりみが深い」「素敵」「賢いわ」「間違いない」「さすが」「やば」、、、etc ⇦全部私の口癖です笑
自分がどんな言葉に逃げているかを詳らかにしていきましょう。

ステップ②
『NGワードを封印する』

ステップ①で見つけた言葉に禁止令を出します。その言葉を付箋に書き、目に入るところに貼り、口に出してはいけない「NGワード」にしてしまうのです。

ステップ③
『NGワードを別の言葉で言い換える』

例えば、自分のNGワードである「すご」を口にしようとした時。その瞬間を見逃さず、「具体的には?」と問いかけるのです。「具体的には、何がすごいのか?」と、立ち止まって考える。自分の考えを整理して、言語化していきます。これをするコツは、ポイントを3つ挙げることです。さらに、3つのポイントだけで何かを説明するときのコツは、主観や感想ではなく、ファクトベース(事実)であげることです。⇦ミーティング時に試してみたんですけど本当に効果的でしたwいつも以上に深い議論ができて一石二鳥だったのでおすすめです♡


本に載っていたものは、社会人の方にはもちろん、就活生や高校生など全ての方にとって有効的なものだと思うのでぜひ読んでみてください!

おまけ

よく母から『顔を見ればその人が今までどんな生き方をしてきたか分かる。人格が優れている人の顔は美しい。10年後、綺麗な自分でいたければ人格を磨く努力をしなさい。』と言われるのですが、言葉も同じだなと思いました。

もちろん、辞書を隅から隅まで読んで言葉のレパートリーを増やすことだけに徹すれば中身がなっていなくても語彙力はつくかもしれない。でも同じ言葉であっても、ただ言葉を知っているだけの人と経験と共にその言葉を知っている人では言葉の重みが違うと思うんです。言葉の美しさが違う気がします。

10年後、人の心に残るような言葉を美しい顔で沢山言えるよう、語彙力と人格を磨く努力を怠らないようにしようと改めて思えました😌


ではでは👋

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