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情況への発言

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その時々の政治に対して、ステートメントや提言などを発信していきます。
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記事一覧

闘う姿勢――果たして立憲の票は維新に奪われたか?

 先に公開した立憲民主党の記事「第26回参院選(2022年)立憲民主党――支持されるとはどうい…

補選について少々

 大した内容ではないのですが、4月23日に行われた衆参補選について少しだけ書きます。  4月…

国葬をめぐって突き付けられたこの世論をあなたがたはどうするのか

 これまでに発表された全ての全国世論調査から平均を出した結果、内閣支持率の下落と連動する…

国葬は野党に何をつきつけているのか

 9月27日に実施が計画されている安倍元首相の国葬について、野党はその法的根拠の欠如を指摘…

それぞれが、それぞれの場所から

 早いものでもう参院選から2週間になりますね。ぼくはいまだに選挙の後始末をしたり、選挙期…

強行採決を止めるには?――議席バランスのはなし

 これまで与党はたびたび国会の場で強引な採決を行ってきました。2013年の特定秘密保護法、20…

比のゆくえ――憲法記念日によせて

「ロシアのウクライナ侵略によって安全保障環境が変わった」「各国もこぞって軍事費の増額を図っている」などとして、すでに今年度予算で戦後最大を更新したところの防衛費を、5年以内にGDP比2%以上へと倍増する計画が進みつつあります。連日の戦争報道の効果もあるのでしょう。4月22日から24日にかけて日経新聞が実施した世論調査では、GDP比2%以上への増額について賛成が55%、反対が33%となり、賛成が反対を引き離す結果でした(記事)。  ロシアとウクライナの戦争を呼び水として、こう

ここから見える世界は――国家間の軍事的対立を乗り越えていく社会観のために

 人工衛星から地表を俯瞰すると、それはおおむね海の藍色と雪や氷の白、樹々の緑と砂漠の薄い…

ここからはじめる平和――何もかもが戦争の論理に飲み込まれてしまう前に

 あのとき国旗をどれほど見ただろうか。2003年の3月に、アメリカがイラクへの軍事侵略をはじ…

反戦の声をあげる世界各国の人たちに連帯する声明

 ウクライナに対してプーチン政権が開始した侵略戦争を非難します。ロシアの人々とウクライナ…

野党は野党としてふるまうことを放棄するな

「野党は批判ばかり」「野党は反対ばかり」ということが去年から盛んに叫ばれています。こうし…

今の野党共闘は果たして〈共闘〉の名に値するか?

 11月16日に発表した先の記事(野党共闘は失敗か?)では、小選挙区での候補者の一本化という…

未来はまだ変えられる――野党はコロナが照らし出した日本の根本問題と向き合え

 総裁選にともなって自民党の支持率が上昇を始めました。新政権が発足すれば内閣支持率もまた…

少年少女の人権はいかにして守られるか――立憲民主党・性犯罪刑法改正ワーキングチーム問題(本多問題)に関して

 立憲民主党の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム、およびその周辺における一連の問題について、これまで以下の二つの記事で主に手続き論の観点から批判してきました。 ①これは政治的事件である――立憲民主党の本多議員をめぐる調査報告書の問題について ②立憲民主党は事実関係の解明を――本多議員をめぐる一連の問題について  言及すべき事柄は多岐にわたるものの、7月27日に本多氏が立憲民主党から離党しているため、氏の処遇をめぐる点は過去のものとなっています。しかしながら、ぼくは