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MIND

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日々、感じていること、思っていること、これからのことを徒然と。
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#日記

「二度とその言葉を使うな!」と言った恩師の話。

「二度とその言葉を使うな!」と言った恩師の話。

大学3年の春。
入ったばかりの研究室の指導教官に、初めに言われた言葉は、「二度とその言葉を使うんじゃない!」だった。

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外には、冷たい雨が降っている。春の大雨。 こんな日には、私は決まって、彼のことを思い出す。

私が所属していた学科では、大学3年生の時に、研究室(いわゆるゼミ)に入ることになっていた。
研究室訪問では、大本命だった精神科医の教官のところへ行った。

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「普通」という凶器。

「普通」という凶器。

ここはとある保育園。
3歳クラス。子どもは10人いる。

雨が降っている日。
今日はみんなで何をしようか?

9人がブロックで遊びたいと言った。
1人が公園に行きたいと言った。

9人は多数決で、ブロックに決まりだと思った。何しろ外は雨だ。
でも、1人は、どうしても公園に行きたいと言った。

あなたはこのクラスの保育士です。
こんな時、どうしますか?

「風邪ひいちゃうよ。」
「危ないよ。

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辛さを人と比べてはいけない。

辛さを人と比べてはいけない。

私は今、入院しています。
病室からこのブログを書いています。

総合病院には様々な人が、様々な理由で入院しています。

私は産科に入院していますが、お産で入院している人以外にも、手術をした人や、私のように切迫早産の方、切迫流産、妊娠悪阻などの方がいます。

隣は小児科です。

毎日、一日中と言ってもいいくらい、泣き声が聞こえます。
一番多いのは、「ママー!」と叫ぶ声です。
辛い治療もある上に、

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肩書きに価値はない話と、名乗ることの大切さの話。

肩書きに価値はない話と、名乗ることの大切さの話。

以前、noteで、「肩書きを気にしなくなった」と言ったことがある。

今朝、
キングコングの西野さんのblog、
「肩書きには1ミリの価値もない」という話

を読んだら、私もまた肩書きについて想いをまとめたくなった。

私も西野さんとほぼ同意見で、肩書きと価値は違うとは思っている。

どんなにかっこいい肩書きがあっても、中身がともなっていなければ意味がないし、周りが認めるのは肩書きではなくて、その

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はじめまして。
フォトグラファーのやどかりみさお です。
写真・ことば・絵本が大好きな32歳。

幸せなときも、孤独なときも、そっと寄り添ってくれる。
そんな作品をつくっていきたい。

心から好きなことを、心に正直に綴っていきます。

子どもが産まれてからとか、
30代になってからとか、
もう遅いと思っていた。

でも、仕事をやめて、出産して。
そしたら、ふと、これからは本当に好きなことをやろうと思った。

写真を撮っています。
ことばを綴っています。
映像も、撮っていきたいです。

毎日が、楽しくて愛しい。

職場のボスに、
「目に見えるものしか、写真には写せない。」
とアドバイスを受けた。

私は、「目に見えないものが写したい。」と言った。



「目に見えるものをどう写すかで、目に見えないものを想像させるのが写真だ。」

とボス。



彼のもとで、勉強しながら撮れる環境に感謝。

写真にしかできないこと。私じゃなきゃダメなこと。

写真にしかできないこと。私じゃなきゃダメなこと。

記憶は、絶対に薄れる。
どんなに忘れたくないことも、薄れていく。

たった2年前に産まれた娘。
たった2年前の写真を見ても、もう懐かしい。

今日のことだって、もう、薄れ始めている。
永遠に忘れたくないことも。

でも、写真を見ると、思い出せる。
記憶が蘇る。

写っている、「こんな顔で笑っていたな。」「こんな服を着ていたな。」
写っていない、「いい匂いがしたな。」「あったかかったな。」

写真に

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