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HSS型HSPでエンパスで共感覚な私。

最近気づいたことがあります。
それは、自分がHSPかもしれないということ。その中でも特にHSS型HSPというタイプにぴったり合致しているということ。加えてエンパスの特徴はほぼ網羅していて、おまけに共感覚だということ(これには気づいていた)。

HSPというのは、英語の「Hightly Sensitive Person」の略で、日本語だと最近では「繊細さん」と訳されることが多い、ひとつの性質です。「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」のことを指し、先天的なもので人口の約15%~20%(5人にひとり程度)が当てはまると言います。あくまで“性質”なので、精神疾患とは区別されています。

最近なんだか上手くいかないな~と思い悩んでいたところ、夫が携帯を差し出してきて「みーちゃん、これなんじゃないかな?」と言ってきたのがきかっけでした。あくまでウェブ上の自己診断ですが、まさに私そのもの。悩んでたりつまずいていたことの原因が、まるっとそこに書いてありました(HSPの詳しい説明は私からは難しいので、参考サイトをどうぞ)。

特に私は「HSS型HSP」タイプだと踏んでいて、社交的だけれど繊細という、アンビバレントさを持ち併せた人種のようです(HSPよりも少なく、人口の約6%と言われています)。アンビバレント…この相反する自分の性質に、これまでどれほど悩まされてきたことか…。違和感の発端は、今振り返ると4、5歳頃までさかのぼります。つまりはこれまでの人生ほぼ、「なんか変だな~」と思い続けてきたということになりますね(おおマイライフ)。

幸いなことに、小学校時代の6年間を自然豊かな小さな学校で過ごすことができたので、私は自分の感受性を潰さずに成長することができました。
見渡す限りの田園と、遮るもののない空、下校の途中で橋の下にもぐって見た小川のきらきらなどが、今でも私の感性を潤してくれています。

幼い頃からかなり周りを観察する傾向があって、さすがに4、5歳では無理だったけど、大人になるにつれて社交性を身につける中で、「こうゆう時にはこう」「ああゆう場面ではこう」という、振る舞い方のサンプルをたくさん集めてはそれに倣って行動する、ということを無意識にしてきた気がします。だから常に“演じて”いて、なんで演じるかと言えば、その“場の空気”をおかしくしないため。自分がきちんと馴染んで、できれば雰囲気も良くなって欲しいということに、異常に執着していました(子どもの頃の夢が女優だったのも今では頷けます)。

でもこれって大人になったらみんな普通にしてることだと思っていたのですよね。そしてここが多分ミソ。

私がすごく納得したのが、「HSPは非HSPよりも感受性の“幅”が広い」という点。つまり、そもそも情報をキャッチするアンテナのデフォルト設定が、HSPではない人とは違うということなのです。今まで私が「え、なんでこんなことも想像できないの?」とか「え、まじでこんなん当たり前じゃん」と感じていたことが、まず感知されていない、気づかれていない。だってキャッチするようにできていないんですから。しょうがないんです。これは嫌味な感じで受け止められたくないので明記しておきますが、逆もしかりということです。しょうがないんです。HSPだから。気にするように出来てるんです、そもそも。「気にするな」って言っても無理なんです(だからHSPと思しき人に『気にし過ぎだよ~』とか『スルー力(りょく)!』とか言わないでね。それって非HSPの人が『考えなさすぎ〜もっと考えなよ』って言われてるのと同じくらいしんどいセリフなので)。

このことを知って、どんなに救われたことか。
今まで「こんなことまで気にするなんて、やっぱ病気だわ」とか「中道、中道、気にし過ぎは未熟な証」と自分に言い聞かせ、縛ってきたことが、一気に溶けていきました。「ああ、自分のせいじゃなかったんだ」って。
この“できない自分””気づかない周り”への苛立ちから解放されたことが、何よりも心の安寧をもたらしてくれています。今まで全く分からなかった“赦す”という感情にも気づけるようになりました。

異常に共感力の高いエンパスという性質や、音や文字に色を感じたりと通常の感覚にプラス・アルファの感覚がともなう共感覚も、なんとなくHSPの延長線上にあると感じています(ちなみに私は相対音感で、音や文字に色を感じる“色聴”と“色字”です)。
だから自然の中にいるときが一番心安らぐ。不自然な要素が少ない環境って、いのちを直接感じられて清々しいんです。あと、整理整頓にものすごく厳しいのも、自分の目に映るもので不快だと感じる要素を極力なくしたいからなんだなと。部屋のものが数ミリ動いただけでも気づくんですよね。絶対一緒に住みたくないでしょう(笑)?

HSPの説明の中に「周りに合わせようとして生きづらくなる」ということが書いてあるのを読んで、「あ、私って生きづらかったんだ」とはじめて気づきました(笑)。自分では「そんなことないよ~だって色んなシーンに合わせられるし」と思っていたのですが、むしろその“合わせられすぎ”がしんどかったのだということです(しかもこのことはHSPだと認識する前にnoteにも書いていました。恥ずかしくて 草)。
自分がHSPのようだ、ということは本当に身近な方にしかまだ打ち明けてないのですが、私はそこまで隠したいというわけでもなさそう(今のとこね)なので、こうやって書いておこうと決めたわけです。一番は自分へのリマインダーかな。

ここまで「HSPってこんなに敏感だよ~」みたいなことを書き綴ってきましたが、私は同時に攻めの性質も持ち併せてますし、何よりHSPの強みは「集中力がエグい」というところにあると思うので、これからも引き続き、「良いと思うことしかやりません~。わたし妥協できないんで~」のスタンスでやっていこうと思います。
ぜひ今まで通りのミシェルとしてお付き合いいただければ幸いです。

かしこ

追伸:ちなみにHSPについて面白く知れる動画として、ピースの又吉さんのチャンネル『渦』がおすすめです。「自分の好きな店潰れがち」とか「北の国から苦しくて見れない」は私もまったく同感 笑。

2022年2月末日
Misato

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