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腕が上がりにくいと太りやすくなる理由

こんにちは。美ボディメイクトレーナーの美月まどかです。ヨガ指導歴15年、約6万人にヨガを伝え、現在はパーソナルトレーナーとしてお客様のお悩みに接しています。

今日のテーマは、最近よく耳にするお悩み、「腕が上がりにくくなり、太りやすくなった」です。

内容は、なぜ腕が上がりにくいと太りやすくなるのか、そのメカニズムと、腕の動きを改善して痩せやすくなる方法。

簡単なことを実践するだけで、痩せやすい体を維持できます!

ぜひ最後までご覧くださいね。

1.あなたの腕はどこまで上がりますか?

万歳

立つ、座る姿勢になり、腕を横から上げてみましょう。

あなたの腕は違和感なく上がりますか?

頂上に向かう途中で、引っかかる感じ、動きづらい感じはありませんか?

腕を横から上げる時の肩の可動域は180度。健康な人であれば真上まで腕が上がるのが理想です。

ヨガクラスでこの動きを行うと、後半が動きづらい、というお客様が多いです。

2.腕を上げる最後の60度は肩甲骨の動き

万歳文字入り

実はこの動きは、180度のうち、初めの120度は肩関節、残り60度は肩甲骨の動きで行われています。

「残り60度付近が動かしにくい」は、四十肩・五十肩の方達にも多くみられる傾向で、この動きを担当しているのは肩甲骨なのです。

肩の動きを良くしたい時、多くの人が最初に行うのは、肩を持ち上げてから後ろに引き、円を描いて回す肩回し。

しかし、腕を真上まで上げるためは、肩ではなく肩甲骨にアプローチする必要があるのです。

3.太りやすさと肩甲骨の関係とは?

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腕が真上まで上がりづらい=日常的に肩甲骨の動きが少ない

あなたには、心当たりはありませんか?

肩甲骨の周辺には、「褐色脂肪細胞」という脂肪を分解し、熱を産み出す細胞が多く存在しています。さらに、肩甲骨をしっかり動かすことで脂肪燃焼効果が高まるのです。

そのため、肩甲骨の動きが少ないと、脂肪を燃やす働きが悪くなり、太りやすくなる。

腕が上がりにくい→肩甲骨の動きが少ない→褐色脂肪細胞の働きが悪い→脂肪が燃えにくい。これが腕が上がりにくいと太りやすくなるメカニズム。

この負の連鎖を断ち切るために、肩甲骨を効果的に動かしてみましょう!

4.お勧めの肩甲骨エクササイズ

腕を横から上げる時の最後60度で行われている動き(肩甲骨回旋)の紹介です。

肩甲骨回旋1-3説明文付き

写真のように、両手を頭の上で組み、車のハンドルを左右に動かすように、肘を交互に引き下げます。左右5~10往復を自然呼吸で行いましょう。

腕全体を肩から後ろに引き、背中側で行うと効果的です。

背中側で行うことが難しい場合は、頭の上か、体の前側で行ってもOKです。

手を組むことが難しい場合は、両手の間にタオルを持って、引っ張りながら行いましょう。

この肩甲骨のエクササイズを行うことで、腕は真上まで上がりやすくなり、さらに、褐色脂肪細胞による脂肪を燃やす働きが高まることで、痩せやすい体へ変化します。

5.痩せやすい体を維持する

日常生活では、腕を上げる、肩甲骨を動かす、という動きは少なくなりがちです。腕や肩甲骨をそれほど動かさなくても、日常生活には支障がないので、何かきっかけがないと意識して動かそう!という気持ちになれないかもしれません。

あなたが、ある日ふと腕を上げてみたら上がりにくくなっていた、そして最近太りやすくなった気がする、と感じた時は、カラダからのメッセージです。最近太りやすくなった原因の一つは、肩甲骨の動きが少ないからかもしれません。

あなたの生活スタイルを見直して、1日1回、肩甲骨エクササイズを行ってみましょう!四十肩・五十肩を予防しながら、脂肪を燃やして痩せやすい体が手に入ります。継続することで良い状態を維持できますよ!

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