男性/女性で”変わる”【会話の違い】
元々、男性と女性では
「脳の作りが異なる」と言われています。
生物学的な要素や社会文化、
育った環境によって
「違い」としてあらわれる
と提唱されています。
たとえば、男性・女性によって
物事の取り組み方も大きく違います。
男性の場合、ひとつの目標に向かって
一直線に取り組むことが好きです。
女性の場合、
複数の視点や方法を考えながら
物事の達成を選択します。
見た目のみならず、
考え方や行動も違う異性だからこそ
惹かれ合うのは自然の摂理。
同時に、反発し合う条件も揃っています。
とくに
コミュニケーションの取り方については、
男女では大きく異なります。
今回のテーマは、
男性/女性で”変わる”【会話の違い】です。
「なんで、分かってくれないの?」
「その話に返事する意味あるの?」
「会話が楽しくない…なんで?」
そういった…
異性との会話で悩む人は多いもの。
なぜ、異性との会話は
同性と会話の「楽しさ」とは違い
ツライものになるのでしょうか。
会話が楽しめない理由には、
冒頭にあげた「脳の作り」が関係します。
女性なら、
”女性の求める”会話の楽しみ方。
男性なら、
”男性の求める”会話の楽しみ方。
それぞれに
「会話の目的が違う」のです。
ぜひ、こちらの記事を読み進めていただき
「何が違うのか」について理解を深め、
異性間のコミュニケーションの考え方に
気づきを得ていただければ幸いです。
それでは、いってみましょう(^^♪
✔男女の求める
会話の目的とは
もっとも理解すべきは
男女の会話の目的です。
どう違うのか。
単刀直入に申しあげますと…
男性は「議論する会話」
女性は「共感する会話」
それぞれの理由を目的として
会話を楽しみます。
✔”戦う”から
会話に意味がある
男性は『議論』を目的として
会話します。
議論とは、お互いに自己の意見を述べて
論じ合うこと。
問題点をあぶりだし、
最適な回答案を導きだすために
会話を”手段”として活用します。
たとえば、
「AとBで、どっちがいい?」と
聞かれたとき。
「Aは、○○だから合わない。
Bだったら、○○だからオススメだよ」
といった会話を男性は選択します。
男性は、
会話そのものに論点を探して、
白黒を付けるのをなにより好みます。
あれは良い、これはダメ。
中途半端な答えでも、
そこに至る過程には かならず
判断基準を設けるのが男性の会話です。
ほかの男性の特徴をあげます。
・本音で話す(建前で話さない)
・違う意見を言う、否定する
・正しいか間違っているかで話す
(ジャッジする)
問題点をテーブルの上にあげて
「ああじゃない、こうじゃない」と
素直な意見を交わし合うことを
男性は「会話の目的」としているのです。
✔つながるから
会話は楽しい
男性は「議論する会話」を
目的とします。
では、女性の場合は…
「共感する会話」を目的として
コミュニケーションを取ります。
共感する会話とは、
会話の相手と内容について
感じたこと、考えたこと、体験を
「そうだよね」と
同感する会話を指します。
別の言葉で
「感情に寄り添う会話」ともいえます。
たとえば、
「AとBで迷ってるんだけど」
と聞かれたとき。
「Aもいいけど、Bもありかも。
○○ちゃんはどっちが気になるの」
そういった会話を女性は求めています。
男性の会話とは違い、
会話の最終的な結論(オチ)は不要です。
会話の内容にたいして
「あなたは、
そう思うことは十分に理解した」
と返事してほしいことを目的とします。
ここで注意してほしいのは…
女性は、
”同意を求めてはいない”点です。
あくまで共感を求めていて
同意する=正しさの共有は
求めていません。
自分の意思決定に不安を感じるからこそ
「あなたの気持ちが分かるよ」と
共感してもらい、女性は
安心感を得ようと考えます。
物事の正しさよりも、
自分自身の心の安心感を優先するのが
女性の求める「会話の楽しみ方」です。
心のつながり、
共感を大切する会話の楽しみ方。
人の温かみを感じる会話を
目的として、女性は
コミュニケーションを取ろう
と考えるのです。
✔会話を
楽しむ方法
男性と女性では、
会話の目的は180度違います。
かたや、会話に白黒を付けたい。
答えを導き出したい。
かたや、会話に共感してほしい。
気持ちに寄り添ってほしい。
お互いが お互いの目的達成のために
会話していては、
会話が成立しないのは明白です。
では、どのようにすれば
男性、女性とで会話を楽しむことが
できるのでしょうか。
その前に!
知っておくべき前提条件があります。
そもそも、男性は女性に
”お喋り”で勝てません。
なぜなら、
女性の1日に発する単語数は、
男性のおよそ3倍と言われているからです。
女性は男性よりも
1日に多くの単語をあつかいます。
とうぜんながら、
知っている単語にも比例して
大きな違いが出てきます。
男性が「う~ん」と
言葉を考えているうちに、
女性は矢継ぎ早に
次から次へと言葉を生み出します。
それこそ、
小学生のちょっと足の速い子が
ウサイン・ボルトとかけっこで
勝負するようなものです。
だからこそ、
男性と女性の会話で楽しむためには…
男性は
”聞き上手に徹する”こと。
男性の求める会話の目的で
論理的な展開で進めようとしても、
女性の圧倒的なパフォーマンスで
本来、求める会話になりません。
それよりも、女性に気持ちよく
お喋りしてもらう環境を整えることが
もっとも重要で理にかなった
会話の楽しみ方だと感じます。
* * * * *
男性と女性によって
会話の目的は違います。
会話の目的が分かれば、このさき…
「なんで結論を言わないの?」
「ぜんぜん話を聞いてくれない!」
「面白くない、つまらない…」
そうしたイライラした感情も
視点を変えて…
「男の会話の目的は、
こういうことだよね」
「女性は会話そのものを
楽しむものだよね」
余裕を持って俯瞰した気持ちで
会話できることでしょう。
違うからこそ意味があります。
違うからこそ変化を感じられ
多種多様な考え方に気づけます。
違うからこそ あなたの人生に
深みを与えるキッカケになります。
ぜひとも、今回の内容から
男女間の会話の違いを理解しつつ
今後のコミュニケーションの取り方の
参考にしていただければ幸いです。
では、また。
失礼します。
サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!