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後工程はお客様 (vol 092)

「自分たちはどんな会社になりたい?」
「グループ会社の中で一番になりたい。」
「グループの中でのリーダー会社になりたい」

海外拠点のメンバーに聞いた時の、よくあるやりとりだと思います。

仲間の中で一番になりたい、との活動は、自分たちの存在意義を高めていくありがたい姿勢です。

どんな時に一番、自分達がリーダーと感じるかは、

「他拠点の参考になる活動実績を積んで、横展開される様になっていること。」

では、自分達の活動が横展開に繋がっているかと言うと、
必ずしも活用されていません。
自分たちの事例を「伝えたけれど、他の拠点が使わないから」との言い訳もよく聞きます。

他拠点の事例は参考にするが、「自分達の拠点の独自活動を進めたい」との思いもあるでしょう。
でも、そればかりではありません。

情報、資料を送付して、

私たちは「伝えた」。「後の活用は受け取った側の責任」

として終わっていることが多く見受けられるのです。

自分の会社を「リーダーにしたい」と言いつつ、リーダーシップは発揮されていないのです。
自分たちの事例を、活用してもらえるよう、「お客様にお渡しする」観点が不足しているのだろうと思います。

グループ企業がチームとして、お互いの情報を活用できるよう、努力する。
リーディングカンパニーとして「上から目線で教える」のではなく、
「お客様に活用していただく」姿勢を示す。
組織として、グループ全体のレベルを上げる、サーバントリーダーシップの役割を担いたいですね。

One of the common goals during our 1on1 dialogue,
     "We will become the No. 1 Leader in North America”.

Even we send and share very useful information as Leading Company, if other sites do not use it, the level of them will not be improved. Even our company has excellent activities and ways of doing better business, we cannot say that "we Lead" unless others utilize it.
Those condition doesn't make us the “Leader” in North America.

One of our common ideas, says "the next process of ours is the customer".
Passing information to other facilities, that means those facilities are considered our next process, in other words our customer.

If we think other companies as our customers who utilize our knows and hows, how can we approach our customers and encourage them to use useful information instead we just say "we share it" ?
私が皆さんと対話をする中で、「北米拠点の中でNo.1リーダーになる」が共通的な目標になっているようです。

非常に有用な情報を発信しても、それを使ってもらわなければ、相手の拠点のレベルは上がりません。 私たちの会社が、優れた活動、業務の進め方を持っていても、他の拠点がそれを活用しなければ「他者をリードした」とは言えません。
それでは私たちが北米のリーダーになった、とは言えないでしょう。

私たちの共通した考えの一つに、「後工程はお客様」があります。
他の拠点に情報を渡すということは、
相手の拠点は私たちの後工程、すなわちお客様といえます。

情報を伝える先を後工程、お客様、と考えると、お客様が有用な情報を使ってもらうように、どの様にアプローチできるでしょう?

個人としてのリーダーシップだけでなく、組織レベルでのリーダーシップもあると思います。組織に所属する一人ひとりが、同じ考えを共有してリーダーとしての行動をすることです。

ここまでお読みいただき、嬉しいです。ありがとうございます。

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