「幸せ」をどこから見ていくか。:カバン君のインタビュー奮闘記①/【仲良し対談#4】

カバン君こと、僕のカバン持ちが今回から介護現場でインタビューをしてくれるそうです。

介護の経験ゼロ。
介護を「看護」を言い続けること2週間、やっと「介護」って言えるようになりました。

そんなカバン君のインタビューは、どんなものかというと、「フラットで幸せな介護施設で働くということ」について、現場スタッフのメンバーにインタビューをしてくれます。

注目ポイント!

①介護現場のことを多くの人に知ってほしい!的な視点。

②カバン君の成長を見届けよう!的な視点。

【実際のインタビュー内容】

※一部内容を変更してお送りしますが、ほぼほぼリアルな内容です。

カバン君はこのインタビューシリーズを週一で社内のSlackで配信してくれています。

では!

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週一お送りするこちらのコンテンツ
読む社外留学
これは、これまでの「チラリズム」(※別枠でカバン君が配信している”日報”のようなものです)とは違って、施設の社員さんへのインタビューを通して、施設まわりのことを知ってもらう企画です。
今回のテーマは
「あの中村さん(仮名)」
先日、中村さんを持ち上げた記事を数本書きましたが、その中村さんの正体を明らかにする記事です。
「中村さんってお坊さん??」
「中村さんって女神??」
そんなみなさんの疑問にお答えするべく、先日インタビューをしてきました!
かなり脚色して、ミヤケさんが行ったインタビューの様子をカンタンにお送りします。ではご覧ください^^
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ー本日、インタビューをさせてもらうことになったのですが、、お顔とか載せてもいいですか?
「顔はNGです。夫に居場所がバレちゃいけないので。」

ー夫に。
「私、裁判をして、離婚をしたんです。〇※!$△&が原因で、、、元々、モノにあたっていたんですが、徐々に私にもあたるようになって、そうして子ども(当時:15歳、10歳、3歳)にもDVの被害がいっちゃいけないと思って離婚を提案しました。夫と、子どもの親権等を巡って対立したので、裁判になりました。その後周囲の協力者の力を借りながら、色々な支援を受けながら生活をしていました。」

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(※ありがたいことに包み隠さずのインタビューだったのですが、ミヤケの判断で公開情報を削除および変更させていただいておりますが、できるだけリアルな情報になるよう編集を加えさせて頂いております。リアルな中村さんを知りたい方は一緒に飲みに行きましょう!)

では、続きを!
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ー介護を目指したのは、そういう状況で、できる仕事が限られていたからですか?
「そうですし、おじいちゃん、おばあちゃん、が好きだし、自分の親がなにかあったときにも役に立つし」

ーうちのところに来る前に7年間介護をされていたんでしたっけ。どうでした?
「お客さんと従業員と接するのは楽しかった。けれど、会社がブラックだった。」

ー働き始めて一ヶ月半立ちますが大丈夫ですか?(ミヤケさん、ウチがブラックではないかを聞いているww)
「全然だいじょうぶです!お客さんも、ねぇ~、すごい癒やされる。」

ー(中村さんって)明るいですよね~。他にも色々あったのに。。。面接の時にすごいビビりましたよ〜明るすぎてw
「色々あるように見えないでしょ?結構ポジティブなんですけど、かなり落ち込んでて暗いこともありましたよ。でも、子どもがいると自分のことで落ち込んでいらんないです。色々ありましたけど、本当に子どもがいい子に育ってよかった。世の中には辛い思いをしている人はたくさんいるし、私なんて全然。。。」

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中村さんと同じように支援を受けながら子育てをしているシングルマザーの方も沢山いらっしゃるようで、実際に交流もあったとのこと。
その中には、離婚成立後にも元夫からストーカーや暴行など犯罪被害に遭われた方も多くいらっしゃったようです。
次回はそちらの話も聞かせていただけるそうです。

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ー今日ちょうど、デイサービスの見学にいったんです。そこの管理者の方が、子どもがいて長く働けないような方々の受け皿になりたいと言ってて~
「介護の面接では大体『子どもが病気になったらどなたが世話をするんですか?』って聞かれます。前の職場では子持ちの方がたくさんいたんですけど、お互いの事情がわかっていたので助け合っていました。そういう社会じゃないと。会社側の考えもわかるけど。。。」

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<ここからカバン君にインタビュワー交代>
ー本社のことってどういう風に思われてますか?
「初めて本社にいったのは面接の時でした。最初の印象は『すっごいこのオフィス』って思いましたね。若い子たちが、未来を担っていく感じで、ちょうど、会議室にいく途中だったのか、パソコンを持っていかれてて、カッコよかったです。あと、すごい居心地のいい空間で、一人ひとり自分の想いを持って仕事ができる会社だと思いました。」

ー幸せや貢献を意識して働くってなんだろう、、(三人で会話が始まる)
「人それぞれ幸せは違うと思います。ここは本当にいい人ばっかり。
入浴介助の時など、普段、喋らないことを喋ってもらえます。Hさんなんて、足の指を洗う時に『そんな汚いところをやらしてしまってごめんね』と。一つひとつの言葉に感謝が入ってるんです。『こんなに感謝されるんだ』って思うんです。
私は、足の指を洗う時、やってあげてる感がなく自然に洗えるように、会話をしたりしています。(自分が介助させて頂いていることに)悪いなと思ってほしくない。」

ーーーーーーー
いかがでしたでしょうか?
僕の中村さんの印象は、強くてまっすぐで明るい、子ども想いなお母さんです。僕もよく気にかけてもらってて、溢れる母性に助けられています。
次回は、大手メーカーからご友人の紹介で介護業界に転職した”穏やか系聡明女子”のスタッフさんを紹介したいと思います。

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振り返り

インタビューいかがだったでしょうか?

インタビュー企画を考えてくれたのはカバン君本人だったので、どう進めるんだろうと思っていました。

なかなか”インタビューする”と言わないので(多分カバン君も色々な感情の間にいたんでしょう)、「僕がインタビューするから、三人でやろっか?」と声をかけました。

僕としても久しぶりにメンバーとの「仲良し対談」をやりたかったので、ちょうどいい機会でした。
(※過去の「仲良し対談」は記事の最後に貼っておきます。)

では、簡単に振り返りをしたいと思います。
冒頭に書いた、カバン君インタビューの見どころ、

①介護現場のことを多くの人に知ってほしい!的な視点。
②カバン君の成長を見届けよう!的な視点。

まずは、①介護現場のことを多くの人に知ってほしい!的な視点。

今回のタイトルでもある、【「幸せ」をどこから見ていくか。】にもある通り、裏テーマとして「幸せ」を少しだけ考えてみよう!と思っていました。

・お金?
・家族、恋人?
・仕事?
・友達?遊び?

”幸せ”や”幸福度”を語る中で、一般的によく用いられる指標です。

しかし、これらのほとんどは、人間の持っている欲望を満たすか満たさないかの二択しか用意されていなく、ゼロか100かになっています。

今回の中村さんのインタビューの中でも垣間見えたように、上記の指標の多くで「満たされていない」はずの中村さんは、とても楽しそうです。

幸せそうです。

それまでには、多くの苦労をされて、必死に子供達を守ってこられました。

中村さんは、幸せそうに見えます。羨ましいくらいに。

僕たちが語っている「幸せ」とはなんなんでしょうか?

確かに中村さんは「自分/家族にとっての幸せ」をしっかりと捉えていらっしゃるように思えました。

次に、②カバン君の成長を見届けよう!的な視点。

自分で言い出したにも関わらず、「本社と現場」という”??”な質問を最初にしてしまったカバン君。
社内広報の意味もあるので、仕方がないとも思いますが、中村さんの視点や他の本社社員の視点をもう少し持つことができれば、違った形の質問や掘り方もできたんではないかと思います。

次回は、「準備」をテーマに、質問内容やメンバーのパーソナリティの事前調べなど、を課題としてカバン君に提示しました。

僕としては、次回のインタビュー(現時点で終了済み)でのカバン君の変化と今後の成長可能性がとてもワクワクしましたので、ぜひお楽しみに!!!

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カバン君へ
一緒に頑張ろう!

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※これまでの【仲良し対談】

*その他の記事はこちらから!

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