見出し画像

みんな少年・少女だった。

無垢な心が、いつのまにか色をつけ始め、さまざまな付着物がその表面を覆う。幼いころの体験では、反抗することを覚える間もなく、恐れという感情を先に味わってしまった人もいただろう。でも、たとえ一瞬だとしても、純粋な少年・少女だった時代は誰しもあるのではないだろうか。たまには、そんな時代を思い出してみたい。気持ち一歩前に踏み出せるかもしれない。

「みんな少年・少女だった」

なぜか 重くなる 背中
秋風の ビル街 宙に舞う 枯れ葉に
幼き日の 記憶が 蘇る
背負うものが なにもなかった
いつも自由に 時を過ごした
そんな 少年・少女だった
いまも 少年・少女だよね

急に 重くなる 気持ち
すれ違う 人達 楽しげな 笑顔に
無邪気な過去 何度も 蘇る
悩むことが なにもなかった
生きて感じて 疲れ眠った
そんな 少年・少女だった
いまも 少年・少女だよね

いつも 恐れては へこむ
怒りよりも 空しさ 胸の中 ひろがる
反抗する 勇気が 欲しかった
孤独だった 愛に飢えてた
ガラスの心 ひとり見つめた
みんな 少年・少女だった
無垢の 少年・少女だった

目指すもの なりたい自分に 嘘はないはず
それでも なぜか 踏み出せないの
その一歩・・・
ならば 思い出そうよ
みんな 少年・少女だった
無垢の 少年・少女だった
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?