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東京恋物語(あらすじ)

多くの人が夢と希望を抱いて集まる街・・・東京。ここでは、こんなドラマも展開されているのかもしれません。これから、連続ドラマとして「東京恋物語」をアップしたします。もちろん、ミヤウチヤスシのオリジナル小説です。まずは、以下のあらすじから・・・。

東京恋物語(あらすじ)

三年前、都内の有名私立大学を卒業した小嶋祐太郎は、父親である正一郎が経営するメトロキャブに入社し、都内でタクシードライバーをしている。それは、会社の相談役である長谷川五郎が、祐太郎を次期社長にするために考えたキャリアプランの第一段階であった。
そんなある日、祐太郎は東京駅付近で、手を上げた女性客を車に乗せるが、彼女は、テレビで見ない日がないほど有名な女優、新藤奈々子だった。車を走らせしばらくして、祐太郎は奈々子から車を終日貸切りにしたいとの申し出を受ける。多少の違和感を抱きながらも車を走らせる祐太郎。やがて、車内のテレビ画面には、奈々子が失踪したというフェイクニュースが流れ始めたのだった。
報道の裏側には、IT起業家として有名な宮野浩介の存在があることを奈々子から聞かされた祐太郎は、メディアの取材陣を避けながら、奈々子を自宅に戻そうと、かつてアルバイトをしていた葬儀社に協力を依頼する。その結果、祐太郎は、奈々子を棺に入れて、自宅へ運ぶことに成功したのだった。
そんな出来事を経て、互いに惹かれあうようになった祐太郎と奈々子。そしてふたりは、密かに逢瀬を重ねはじめる。やがて、深まる関係と比例するように、祐太郎は奈々子が抱える苦悩を知りはじめたのだった。それは、宮野が自社のビジネスを広げるために、歌舞伎町のホストクラブを使って独自に作り上げた違法な錬金術、そして宮野がビジネスを広げるために常套手段としているハニートラップに利用され犠牲となってしまった奈々子の後輩女優、栗原翔子の存在であった。
後輩を思うあまり、数多くの社交場へ翔子を同席させたことが、すべての原因だった・・・、そう自分を責める奈々子のために、祐太郎は、宮野の錬金術を探るべく、カギとなるホストグラブへ潜入しようと、ホストへの転身を決意する。
やがて、一流ホストとして頭角を現しはじめた祐太郎は、宮野や専属運転手の坂本、そしてホストクラブ経営者である美月涼を結ぶ人間関係や、それぞれが抱える過去を知ることになる。そして不遇な背景を持つ宮野のことを、なぜか真の悪人とは思えなかった祐太郎は、美月と坂本の協力を仰ぎ、ある計画を思いつく。それは、まるで子供のおもちゃを取り上げ、たしなめるように、宮野の更生を願うものであった。

・・・本編(第一話)へ。

https://note.com/miyauchiyasushi/n/n5c0d83b8f629?magazine_key=m79f7c3b592b0

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