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イスラエルよ

イスラエルの戦争勃発で、かなり心が折れている。
イスラエルの歴史や、戦争の原因を論理的に書ける状態ではない。

人は中東問題を、イギリスの三枚舌外交や、イスラエルが1948年に建国して、パレスチナが難民になった所から始める。パレスチナが暮らしている場所に、ユダヤ人が、突然入り込み、パレスチナを難民にした、という説明が、マスメディアに流れる。


イスラエルの歴史は、紀元前1700年のアブラハムから始まる。アブラハムが最初のユダヤ人だ。

モーゼが神に告げられ、イスラエルの民を率いてエジプトを脱出し、約束の地カナン(イスラエル)に到着したのが紀元前1300年。

その後、ソロモン王が第一神殿を、ダビデ王が第二神殿を建て、ユダヤ人は、神殿を民族的精神的な拠り所として、イスラエルで生活してきた。

旧約聖書には、裁判所の仕組み、警察のあり方、法律や刑罰についても詳しく書かれている。

旧約聖書を学ぶ事で、歴史、経済、農耕、夫婦や家族の在り方、文化、スピリチュアリティなどに精通でき、日常の生活は聖書とともにあった。

紀元前の1300年間、イスラエルは、既に、政治的、経済的、文化的に発展し、成熟した国家を築き、その後の文明の礎となった。(キリスト教とイスラム教はユダヤ教から派生している。)

その頃、日本は、縄文時代が終わり、弥生時代に入り、稲作が始まり、農耕的共同体の社会が始まる。卑弥呼が邪馬台国のリーダーになったのは、弥生時代後期の200年頃だ。弥生時代に日本人はまだ文字を持っていなかった為、正式な文献は存在しない。

ちなみに、聖徳太子は574年に生まれ、日本で初めての憲法17条を作った事で有名だ。


話をイスラエルに戻そう。

イスラエルはキリスト生誕の少し前から、ローマ帝国に支配され、紀元後70年に、エルサレムの神殿は破壊され、ユダヤ人は、国家を失い、世界中に離散する。

その後1700年間、ユダヤ人は、迫害され、まともな職につくことも許されなかったが、聖書を学び、イスラエルに帰る事を願い、存在しない神殿を心の中に保ち続けた。

国家を持たずに、ユダヤ民族と文化は、1700年間存続した。いつか、イスラエルに戻る、という希望があったからだ。

やがて、ユダヤ人は、教育や経済力で、夢を現実に変えていった。

18世紀末から、ユダヤ人は、不毛で伝染病のはびこるイスラエルの土地を、大金を支払って購入し、少しずつ、開拓しながら所有地を拡げた。ユダヤ人が開墾した土地だけは、緑の農耕地となり、農耕が栄えると、仕事も増え、周りのアラブ諸国からも入植する人が増えた。

そして、1948年に国連総会の承認の下に、イスラエル建国が叶った。パレスチナを追い出して、力ずくで占領したのでは無い。

パレスチナ難民に関しては、長くなるので、別に書くつもりだ。


理解され無くても仕方無い。

イスラエルよ、
誰に攻撃され、
命を奪われても、
理解され無くても、
イスラエルの魂は
破壊されることはない。

イスラエルよ…


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