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イヤな記憶は自分の心が作り出した悪夢のようなもの、自分で書き換えができる、自分の宇宙の中の出来事だからできるはず

過去のイヤな記憶がなにをやっても、どうしても想起してしまう、無意識に何回でも浮かび上がってくる、こういう記憶って厄介ですよね。

それはその記憶に対して、根深いところで自分の心の整理ができていない証拠です。

そんなとき、出来ることがあって、カウンセラーの先生に教わったのですが、過去のイヤな記憶の場面を思い浮かべ、そのイメージの中で、今現在の自分の意識で記憶を書き換えることができるということです。

もともと記憶というのは、思い出すたびに内容が変っていくものだと言われています。
思い出したその時の自分の思考の仕方や、情緒、意識の状態によって解釈の仕方が変わるからだそうです。

だから思い出してしまう過去のそのイヤな記憶は、実際の本元のオリジナルの記憶とはだいぶ変化してしまっている、全く別物の幻や夢みたいなものなのです。

つまり今の心の有り様で、記憶はすぐに置き換えられるということです。

今現在の自分の意識で、わだかまりの残る記憶の中に介入し、そのイメージの中で解決することができると言います。

その時の自分では言えなかった、出来なかったこと、今の自分なら出来るはずです。

心の整理が出来ていない過去のイヤなことがパッと頭に浮かんだ時、そのことが今もまたこころを揺るがすようならば、その場面の中に自分が入り、今の自分の思考のまま行動を起こします。

たとえば誰かに苛められた記憶ならば、記憶の中で自分の言いたいこと、心情をクリアに言語化し相手にはっきりと伝えます。

そして相手と直接対峙して戦ってもいいですし、しっかりと逃げてすぐに先生や誰か大人に伝えてもいいのです。

とにかく過去のイヤな出来事を想像の中で、今の自分の能力で解決する言動をとるのです。

何回か同じことをやっていくうちに記憶の書き換えが起こります。

当時に言えなかったこと、出来なかった行動を、今現在の頭のイメージの中でちゃんと実現するのです。

過去と未来は切り離されていません。過去の自分と今の自分とは地続きになっています。

そもそも私たちの現実とは、私たちの心が映し出されて創り出された世界です。

今現在の意識のありようで、過去の出来事の解釈なんてどうとでも変ります。

私たちにイメージする力があれば、時空を越えて過去の自分を救い出すことが出来るのです。

トラウマが強い場合は何度も同じような苦しい感情で過去が蘇ってきてしまうと思いますが、そのたびに何回でも同じように今の自分が立ち向かい、自分がそうしたかったようにイメージの中で行動を取っていけば、だんだんと記憶の書き換えが起こり内容が変っていくはずです。

今の自分ならこうできる、癒されていない過去の自分を癒してやる、という強い決心があれば必ずできます。

そういう自分も今そのようなワークをやっている最中です。

他人に左右されない、誰が何と言おうと決して、本当の意味での揺るがない自分の核みたいなものを再確立するのが目的です。

頑張ろうと思います。


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