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競争に疲れた人は、与える側に回った方が勝者になれるかも

今回も、"自由に生きるためのヒント"というテーマで、競争に疲れた人は、与える側に回った方が勝者になれるかもというお話です。

競争に疲れた人は、与える側に回った方が勝者になれる

お金や名誉に執着がない人って、受験戦争・就活戦争・出世争いなど、世の中の争いにことごとく不利ですよね。笑
飴と鞭をモチベーションに頑張れる人がとてもうらやましく見えたりして。

でもこの世には生存競争があるので、争いのない世界ってものは存在せず、やっぱり弱いものは淘汰され、強いものだけが生き残っていくという。
選ばれる側と選ばれない側は必ず存在して。

でも実は、人を蹴落としたり、人から奪ったりすることだけが勝つ手段なのでのなく、人に分け与えることでも勝つことができるんですね。むしろその方が。

で、分かりやすく説明するために、"お金を得る方法が、椅子取りゲームで勝つことしかない世界"という例えを。
その世界では毎日椅子取りゲーム大会が行われていて、そこで勝つとお金がもらえるて生きていけるというシステムなんですよ。

自分と同じ弱い立場の人に、自分が困難を乗り越えるためにした工夫を売る

で、そうなると、"とにかく身体能力の高い人"や"とにかく1番になることが好きな人"が圧倒的に有利じゃないですか。ポテンシャルやモチベーションが高いわけですから。

逆に、ゲームには向いてないけど生活費のために嫌々参加しているという人たちはどんどん心が疲弊していって、いつか心が折れてしまうと。この世界の弱者ですね。

ここでこの弱い立場の人たちが"人に分け与える"という方法をとってみると勝てるんですよ。
で、何を与えるかというと、"弱者の自分が、心が折れないためにした工夫"です。自分と同じ立場の弱者の人に向かって、自分の試行錯誤したノウハウを与えるんです。情報を与えるんですね。

ここで注意なのが、決して"お金そのもの"を与えないことと、"椅子取りゲームに勝つコツ"を与えないことです。

"お金そのもの"を与えてしまうと自分がまた稼がなくちゃいけないですか。でも情報を与える場合、自分の手元からは何もなくならないんですね。むしろ同じ弱者の人たちから感謝されて、"お金出すから講演会やってよ!本だしてよ!"みたいに勝手に新ビジネスが生まれるんです。

また"椅子取りゲームに勝つコツ"を与えてしまうと、強者の人たちがさらに強くなって終わるんです。だって弱者の人たちは"勝ちたい!"と思っていないので、勝つコツにはあまり興味がないんですよ。むしろ椅子取りゲームのことを考えたくないくらい嫌っているという。笑

なので、"自分と同じ弱い立場の人に、自分が困難を乗り越えるためにした工夫を売る"ということが1つの手段になったりします。

簡単そうに聞こえますが、そのためには"私は弱点のある人間です。欠陥人間です。"っていうことを周りに宣言しなきゃいけないので、プライドが邪魔して意外と皆これができないんですよ。"俺はすごい優秀なやつです。何も辛くないです。"っていう偽の仮面をしちゃっているので。

でも、弱点を宣言することのメリットをいま知ったあなたなら、行動できるかもしれませんね。

もう少し先の話もしてみます。

一度工夫を売ることを成功させると、そのあとの人生がうんと楽しくなる

で、そうなってくると自分は椅子取りゲームに参加しなくて良くなるんですよね。書いた本の不労収入で稼げるようになるので。

そしたら毎日遊んで暮らせるじゃないですか。

で、時間が余りまくるので趣味で写真撮影を始めたとする。
そしたら自分のビジネスを真似して同じように椅子取りゲームを抜けた人が集まってきて、"それ楽しそうだね。自分も趣味が欲しいからカメラ教えてよ。お金払うから。"なんてなったりして。

その次は、椅子取りゲームの強者たちが"お金払うから俺が活躍するところを撮ってくれよ"なんて頼んでくるんですよ。

そうなってくると、"どうやらカメラを始めたら儲かるらしいぞ。パイオニアのあの人に教えてもらおう。"と引く手あまたになるんですよ。

で、多数参入者が来てレッドオーシャンになって稼げなくなってきたころには、あなたはもう十分に稼げいているし、カメラも飽きたところだと思うので、また新しく楽しめることをゆっくりと見つければいいと。

まとめ

なので、人を蹴落としたり人から奪ったりすることだけが勝つ手段なのでのなく、実は人に分け与えることでも勝つことができる。そのためはプライドを捨て、周囲に弱点を宣言するのもいいかと思います。

意外とその方が勝てるし、何より精神的にずっと楽ですしね。
お気づきかもしれませんが、最初は"選ばれる or 選ばれない"という立場だったのが、"誰に与えるか選ぶ側の人間"になれるんですね。

ということで今回は、競争に疲れた人、与える側に回った方が勝者になれるかもというお話をしてみました。

ではまた次回!


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