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円安時代のリアル・女子高生のコラム

こんにちは、東京の女子高生コラムニストです。今週のテーマは、話題の円安問題について、私たちの視点から深掘りしていきたいと思います。

さて、4月26日のニューヨーク外国為替市場での円相場は、一時1ドル=158円台まで下落しました。このニュースは日本では大型連休初日の朝に報じられ、多くの人が「朝起きたら…」「おいおい…まじかよ」という衝撃の声を上げました。SNSでは、この円安の動きに対する不安や驚きの声が溢れていました。

でも、昔は1ドル360円だったんですよ!そう、日本が高度経済成長を遂げていた時代、つまり1960年代から70年代にかけて、日本の円は1ドル360円という固定レートでした。今のように為替レートが毎日変動するシステムとは違って、その当時は政府が為替レートを管理していたんです。今思えば、なんだか安心感があるような、不自由なような、複雑な感じがしますよね。

この「固定為替レート制」っていうのは、第二次世界大戦後の国際的な合意に基づいていて、各国の通貨価値が安定して、国際貿易がしやすいようにされていたわけ。でも1971年にアメリカで金融政策が変わったことにより、この制度は終わりを迎え、為替レートが市場に委ねられる「変動相場制」へと移行しました。

この変動相場制になったおかげで、日本の円は「強い円」へと変わっていき、1980年代には1ドル240円前後まで上昇しました。これが日本のバブル経済の背景にもなっているんです。つまり、為替レートが変わることで、私たちの経済にも大きな影響があるってわけ。

さて、最近の円安は、昔の360円時代と比べると、全く異なる背景があります。グローバル化が進んで国際的な資本の流れが活発になっている今、為替の変動はさまざまな要因に左右されます。例えば、アメリカの金利が上がれば、リスクが少ないアメリカの金融市場に資金が集まり、ドルが強くなります。逆に日本が超低金利を続けていると、円の価値は下がりやすい。それが最近の円安の一因なんですよ。

だから、今の為替レートの動きをただ昔と比べるだけではなく、今の経済状況を理解することが大切。経済って、一見難しそうだけど、実は私たちの生活とすごく密接な関係があるから、もっと興味を持ってみると面白いかもしれないですよね。次のお買い物のときも、「これ、円安のせいで高くなってるのかな?」なんて考えてみると、新しい発見があるかもしれません!

でも、日銀はアメリカの言いなりって噂があるわ!そんな話、ネットでもよく見かけるし、なんだかちょっと心配になっちゃうよね。日本銀行、通称日銀がどのようにして金融政策を決めているのか、アメリカとどんな関係にあるのか、気になるところ。

日銀って、私たちの国の中央銀行で、お金の流れをコントロールして経済を安定させる役割があるの。金利を設定したり、市場にお金を出したり引いたりして、物価の安定や経済成長を支えているわけ。でも、アメリカとの関係が気になるポイントよね。

アメリカが世界最大の経済国で、その金融政策がグローバルに影響を与えるのは、もう常識。アメリカの中央銀行である連邦準備制度(フェデラル・リザーブ、通称フェド)が金利を変動させると、それによって世界中の金融市場が動くことも少なくないの。日銀も、これらの国際的な動向を無視できないから、ある意味でアメリカの政策に左右されることがあるってわけ。

ただ、「言いなり」という言葉はちょっと違うかもしれないよね。日銀は独立した機関として機能していて、日本の経済状況に最適な政策を目指して決定を下しているはず。でも、国際的な経済状況や他国の政策に影響を受けることは避けられないのも事実。

例えば、もしアメリカでインフレが進んで金利が上がったら、その影響で円の価値が下がるかもしれないし、逆に日本で金利を下げると、円安が進んでしまうことも。こういう風に、国際的なバランスを考えながら政策が決められるのが現実なの。

だから、日銀がアメリカの言いなりというよりは、グローバルな経済状況の中で最善の策を考えてるって見方が妥当かもしれないね。これからも私たちは、そういった国際的な動きに目を向け、自国の政策がどう影響されているのか、敏感になっていく必要があるわ。それによって、もっと賢く、情報に基づいた意見を持てるようになるかもしれないし、国の未来についてもっと考えるきっかけになるはずよ!

でも、日本は敗戦国なので政府レベルではアメリカの言いなりな気がする!そんなことを思っちゃうのも無理はないかも。日本が第二次世界大戦で敗戦してから、ずっとアメリカとは特別な関係を築いてきたものね。占領時代を経て、安全保障や経済で深い結びつきを持つようになったから、どうしてもアメリカに流されがちな部分はあるかもしれない。

戦後、日本は平和憲法を採用して軍事力を持たない道を選び、安全保障はアメリカに依存する形を取ってきたわ。これが「アメリカの言いなり」と感じられる大きな理由の一つかもしれないね。でも、これは日本が独立を回復した後も選び続けた政策だから、一概に言いなりと断じるのはちょっと違う感じもする。

経済面でも、アメリカは日本に多大な影響を与えているのは事実。たとえば、貿易や金融政策において、アメリカの動向は直接日本の市場に影響を及ぼすし、時にはアメリカの要求に応じて政策を変更することもあるわ。でも、これも国際関係の中でよくあること。日本だけが特別に従属しているわけではなく、他の多くの国々も似たような状況にあるのよ。

さらに言えば、日本も国際社会で自立を目指していろいろな努力をしている部分があるわ。たとえば、国際連合やその他の多国間での交渉において、日本独自の立場を主張することも増えてきているし、経済的な独立も徐々に進めている感じ。

でもね、アメリカとの関係がこんなにも強いと、「本当にこれでいいのかな?」って思うこともあるよね。でもそれって、友達関係にも似てるかも。すごく仲が良い友達がいたとしても、たまにはその友達の意見に流されすぎちゃうこと、あるじゃない? だけど、大事なのは自分の意見もちゃんと持つこと。国同士の関係も、それと同じで、バランスを考えながらうまくやっていくことが大切だと思うな。

でも、安全保障では日本ってアメリカの言いなり?って気になってる!日本が平和憲法を持っているから、自衛隊はあくまで「自衛」のための組織で、軍隊とは違うって位置づけだけど、実際のところ、アメリカとの安全保障体制がなければ、日本自体の防衛ってすごく難しい状況にあるのは事実だよね。

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