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「行けないけど…」を伝える心理

友達同士とかの話ではない。ファンとアーティストの関係の話だ。

何かしらの告知をしたアーティストに対してたまに見かける個人的不思議コメント。

「行けないですけど、頑張ってください!」

…行けないことを言う必要ってあるの?言わなくて良いことでは?と思いながらリプライ欄を見つめる日々。これ実際のアーティスト側がどんな気持ちで見てるのか是非聞きたい。

個人的には、アーティストが告知をするというのは『集客』を目的としている。「出るよ!観に来てね!」と言うことだろ。それに対して「行けない」を伝える必要性って何なんだろう。

仮にもし、これが友人同士かつ個人間のやり取りなのであれば、「予定があって行けないけど、応援してるね!」と言う意味合いとして受け取れる。そう、それが許される『関係性』と言う物がそこには必要なのだ。

しかし今回の様なファンとアーティストだと、発信者は不特定多数へ向けて発信しており、特定の受信者に向けたものではない。つまるところ発信者であるアーティストとしては「誰が来るか」なんてことには一切重きを置いていないのではないだろうか。

そもそもファンとアーティストと言うのは、ファンから見れば「あなたを知ってて好きだ」、アーティストから見れば「あなたの事は知らないが、好いてくれている」だと私は思っている。勿論顔が知れてるとかもあるだろうが、だとしても所詮アーティストから見れば見ず知らずの人間であることには違いないだろう。…異論があるアーティストの方は是非お願いします。

単なるコメント稼ぎ扱いで良いなら、そう言うコメントも容認してても良いのだろうが、果たして見ず知らずの人間から受け取る「行けないけど」と言う言葉は何の意味を持つんだろう。少なくとも好意的には受け取れない気がする。正直「そんなもん報告してくんなよ」と思ってるんじゃないだろうか…。

「チケット取れませんでした」とか、行く気があった事が明確ならば「あぁそれならもう一度公演出来るように今回満席に出来る様にもっと頑張らなくちゃ」と思ってもらえるのかもしれないが、日程が合わないからとか場所が遠いとか、そんなもんファン側の努力次第な所があると思う。

結局のところ何が言いたいかと言うと、アーティストのリプライ欄に「行けないけど」なんてネガティブな言葉で埋めるくらいなら「めっちゃ応援してます」だけでいいと思うし、行けないことをわざわざ報告するより行けるときに『行けることがめちゃくちゃ嬉しい!』と言うことをアピールした方がアーティスト的には嬉しいんじゃないだろうか。リプライ欄も嬉しいコメントでいっぱいになるし。見てて笑顔になるし。何より「お、こんなに行く人居るんだ。この人愛されてんだな~ちょっと気にしてみようかな」とアーティスト本人の良い印象にも繋がる様な気がする。…完全に個人的見解だけど。

そもそもファンって英語で書くと「fan」だ。アーティストに楽しませてもらう立場ではなく、アーティストを愛する立場と言うのがファンである。その見返りがアーティストからの供給なんだから、そもそもファンがアーティストにネガティブなワードを投げ掛ける事自体誤りじゃないんだろうか。

つまるところ、そこで「行けないけど」と書いた貴方。アーティストさんは貴方が来るか来ないかなんてことは一切合切気にしてないと思いますよ。
…異論があるアーティスト様の忌憚ないご意見お待ちしてます。

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