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DAZZLE 第2回公演 「モウイイヨ」

個人的にこれはシリーズ化しようとしている。ダンスカンパニーDAZZLEの非公式プロモーション活動(笑)

尚、今となっては別の話ではあるのだが、彼らのグループ名でもある「Dazzle」の訳が「破天荒」と知った時はとても驚いたし彼らにぴったりだと思った。先の投稿でも書いたが彼らは「日本国内におけるイマーシブシアターの先駆者」なのである。まぁそれ以前にストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合するという真似をした時点で前代未聞のダンススタイルを作っているので、まさに「DAZZLE」である。ちなみに第1回目の投稿はこちら。

今回は彼らの作品をご紹介したい。どの道シリーズ化しようと思っているので1作ずつ紹介していこうと思う。まずは現在発売中のDVDで一番古い作品から。

第2回公演「モウイイヨ」

DAZZLEの作品はダークな雰囲気の物が多い。時々くすりと笑えるシーンもあるものの、大凡見ていて不安感に駆られる様なものばかりだ。そんな作品群の中でもこの「モウイイヨ」は初期頃の作品として「可愛いような怖いような」と言いたくなる印象を持っている。

【あらすじ】
ある冬の日、一人の男がホテル「イデア」の一室で目を覚ます。彼は全ての記憶を失っていた。赤い瞳を持つ案内人「ヨハン」に連れられ、ホテルを巡る。行く先々で見る奇妙な人影、おかしな現象に戸惑いながら、その男が見つけるものとは…。
同じ頃、ある男が過去の事件を探っていた。その事件とはホテル「イデア」で起こった大規模火災。その火事からひとり生き残った男が居るという…。

なんとなく「不思議の国のアリス」をダークにしたようなイメージ。アリスが出てくる訳ではない。追いかけて連れられて巡り巡る…それなのに世界はアリスのお話の様にポップで可愛い訳じゃない…なんだかおかしな世界観。

「この話は千回以上繰り返されている」という事、そしてなお「千回以上繰り返された先にやっと結末がわかる」という事…それがこの話を語る端的な言葉になる。意味が分からん、と思われるだろう。観てもらわなければこの言葉の真意はわからないのだ。恐ろしいことにこの二言については、ネタバレなのにネタバレにならないのである。

よくあるミュージカルなどとは異なり、全編に渡り、声でのセリフが無い。全て字幕でセリフが表示されるので、余所見厳禁と言うのもまた面白い仕様。演じていたと思えば踊りだす。踊りだしたと思えばシーンが代わる。ダンスカンパニーだからこそ…いや、DAZZLEだからこそ出来た考え方と作り方なのだろうと思う。彼らはダンサーであり、舞台役者なのだ。

DAZZLEの作品については理解・無理解の2パターンに分かれる。ミュージカルと言うジャンルがそもそもお好みで無い方には少々難しいかもしれない。ただミュージカルが好きな方にはぜひご覧頂きたい。何より、主宰・長谷川達也氏もよく仰られているが「ダンスが分からなくても楽しめる作品を」というのが彼らの作品作りのモットーとのことだ。私もダンスは全くわからないが、ここまで沼っている(笑)

DVDはほぼ中古品での販売しかない。Amazonのみで販売しているので、もしご興味のある方はぜひお手に取ってみて頂きたい。…それにしても、世界を目指すというなら全作品再販とか出してくれてもいいのにな。持ってないやつ欲しいだけなんだけど。

この記事含め今後DAZZLEの記事については以下のマガジンに含める事とした。今後はDAZZLE関連のnoteはこちらに含める予定で居るので、ぜひマガジンのフォローをして頂けるととても嬉しいし、何より気合が入ります(笑)是非よろしくお願いします。

最後に。今日(5/11)はDAZZLEの宮川一彦氏(個人的最推し)のお誕生日。私の推しの誕生日だ!祝え祝え!!宴じゃー!!(笑)

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