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[OldCityBoy的「カルチャー」考察] "日本語"なる言語を改めて学ぶ

映画・アート・カルチャー・ファッションと理系らしからぬ記事ばかり書いていますが、本当はエンジニアなゴリゴリ理系です。

どのくらいゴリゴリかと言うと、
仕事で携わる分野の専門書・技術書は趣味的に読み漁り、開発で起きた事象に関して疑問に思ったならば、論理的に説明できるよう読み漁った書物での知識によるシミュレーションを繰り返し、結果、事象を数式で説明できたならば、それが何よりも至福な時、
な人種と言えばなんとなく分かりますかね…

そんなゴリゴリ理系ですが、最近は年齢的に、個別の開発よりかは、取りまとめ役が多くなっています。で、取りまとめるメンバーの中に海外の方も含まれており、英語でのコミュニケーションする機会も多いです("使える英語"は20代後半から30代に必死に勉強しました)。

そんな海外メンバーが日本語を学んでおり、その内容を聞いてみると、
日本語って難しすぎる…

特に英語と比べると、日本語って複雑度が全く違うんですよねー。

英語なんて、極論思いついたことを何も考えずその順で話していけば勝手に文になる言語で、その難易度は低く、よって世界の多くの人がコミュニケーションツールとして英語を使っている認識です(欧米の人は"英語"は意識的に勉強しなくても勝手に身につくそうです)。

例えば、
これは昨日友達がくれたリンゴです。
なる文章を英語的に分解すると、
これはリンゴ→リンゴは昨日友達がくれた(This is the apple my friend gave me yesterday.)
となり、まずは目に入ったものを言い、その後、その説明を言う、な流れで、しゃべりながら考えればよい非常に直感的な言語なのです。

が日本語だと、まずは背景も含めた全体把握をして、それを包含する文章を事前に構築する必要があり(つまり説明を前段に持ってくる必要がある)、文を発する前に頭を回す必要があり、非常に骨の折れる言語なのです。

しかも文章の中に、ひらがな・カタカナ・漢字・同音異義・敬語・たまに英語、が混じっており、もはやカオス…

と、冷静に日本語を分析したのは良いのですが、ふと
なぜ自分が言語的にこれほど難しい"日本語"を普通にしゃべれているのか分からない…
なる疑問が沸々と湧いてきて、ゴリゴリ理系のメンドウな性として
論理的な数学モデルで説明したい!
となるわけです。

と言うわけで、"日本語"なる言語を改めて学ぶべく、現在以下の3つに取り組んでいます。

○日本語教育能力検定試験の合格を目指す
"日本語を学ぶ"と言っても何から手を付けていいか分からなかったのですが、
日本語を教えることができる=日本語の構造が分かっている
と考え、日本語教師を目指す勉強が良いだろうと思い、現在、日本語教育能力検定試験合格を目指して勉強中です。

実際のところ、去年の10月に1回目の試験は受けましたが、不合格でした…。

2023年度日本語教育能力検定試験の結果

が、この勉強を通して、今まで意識していなかった"日本語"の構造に気づかされることが多く、また試験自体も今まで自身が受けてきたものと異なる形式のモノだったのでかなり楽しめ、今年こそ!、と現在気張っているところです。

○日本語教師ボランティア
上の所謂勉強と共に実践を組み合わせると学習としては効率的だろう、と思い、現在欧州の方に向けて、週1回1時間の日本語教師ボランティアを行っています。

このボランティアにて日本語を教える立場になり分かったのですが、
やはり日本語は難しい…

英語で説明した方が楽なのにな~、と思うことが多々あり、しかしそれを我慢して生徒が日本語を学べるように敢えて日本語でしゃべるのですが、相手に伝わるように丁寧で分かりやすい日本語文を構成する必要があり、いつも試行錯誤しながら日本語をしゃべってます…。

○大規模言語モデルの勉強
なぜ自分が日本語をしゃべれているかを論理的な数学モデルで説明したい!
が元々の自身のモチベーションなのですが、それを成すためには、ひと昔前だと、
人間の脳の言語野における神経回路と伝達の仕組みを解析して…、
という夢物語だったのですが、今現在だとある程度実現可能な気がしています。
なぜならChatGPTがすでに日本語をしゃべってるから!

つまり、
ChatGPTを代表とする大規模言語モデルのアルゴリズムを理解すれば自ずと自身の目的は達成されるだろう、
と思い、現在、下記の本とyoutubeをベースに勉強中です。

この辺の分野はゴリゴリ理系の大好物なので、
ん、本当か?、なーるほど!、すげー!
な独り言をぶつぶつ言いながらニヤニヤしている姿を家族から突っ込まれますが、やはり好きなことを学ぶのはいくつになっても楽しく、若返った気分になれますよ!

ということで、今年は母国語なる日本語を深く理解すべく、上の3つを平行して実践する所存でありますが、この歳になると勉強なるものがなかなかきつくなり、継続するための工夫も必要となります。

そのために、勉強日記なXのアカウントを持つのも手段の一つですが、単に勉強したことを報告するツイートだけだと徐々にモチベーションは下がるので、自身は勉強した内容を要約することを意識してツイートしています。要約の仕方により反応の大きさが異なり、どのような内容が良いのかを実験する場として活用することでモチベーションが維持できますし、労力がかかる分、学んだことの頭への定着も図れるので、おススメですよ。

自身の勉強垢

と、ますます理系から離れていないか?、と突っ込まれそうな勉強記事でした~。







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