PoPEYE for Old City Boy

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40代からの人生折り返しライフを楽しむオールドシティーボーイ教養マガジン。アート・カルチャー(月曜日)、ファッション(水曜日)、映画(金曜日)、フード(土曜日)を中心に発信。大手メーカーに勤めるゴリゴリ理系が運営。

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[OldCityBoy的「ファッション」講座] "COMME des GARÇONS 2024SS 立ち上がり"でよーやく立ち上がる

2月に購入したCOMME des GARÇONS Homme Deuxのアイテムがようやく着れる季節になり毎日ホクホクに過ごしている、という記事です。 実は約10年ぶりぐらいのギャルソン回帰のためか、立ち上がり時に購入するに際してどうも踏ん切りがつかず、何度もお店に行ってうんうん悩んでいると、妻から、 ギャルソンは、似合う・似合わないの問題ではない、着たいか・着たくないかの問題! いい加減買わないと運気が下がるわよ! と(分かる人には分かる)心強い後押しがあり、無事立ち上が

    • [OldCityBoy的「フード」紹介] 超簡単に作れるお洒落サラダ

      なんだか生野菜が食べたいな~、がコンビニで売っているサラダは無駄に高いし、自分でつくるには手間がかかりすぎるし…、な時のサラダの作り方の紹介です。 材料は下だけで、包丁もまな板も使いません。よって、毎日の野菜摂取にも向いているサラダです。 まずは野菜を皿に盛り付けます。卵を真ん中に置くので、凹にしておきます。 その上に温泉卵を乗せます。温泉卵は、コップに生卵を割り、少し水を張ってレンジ600W40秒で完成です。 上からドレッシングをかけても良いのですが、それだと飽きる

      • [OldCityBoy的「映画」考察] 真夜中のカウボーイ(1969) ➡アンディー・ウォーホルがファクトリーでやりたかったことと、その時代背景が分かる映画

        1967年の"俺たちに明日はない"から始まるニューシネマの傑作で、ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマンとも、とってもよかったです。 物語は、ニューシネマらしく終始退廃的ですが、後半にアンディー・ウォーホルのファクトリーらしいものが出てくるので、「あれ!?」、と思って調べてみると、 この映画の2年前の1967年に"The Velvet Underground and Nico"がリリースされており、 さらに1年前の1968年にファクトリーでアンディー・ウォーホルへの狙撃事件

        • [OldCityBoy的「アート」鑑賞] 美術・工芸品でもある日本刀の鑑賞方法

          美術館で日本刀が展示されているのをよく見かけますが、 「綺麗なのは分かるけど、どうやって鑑賞すればいいの?」 な声をよく聞くので、自分の鑑賞方法を ・刀身 ・鍔 ・鞘 の3つに分けて紹介しますね。 まずは、刀身です。 "反り"とか"刃文"が見どころ、と良く解説されますが、いまいちピンと来られない方が多いと思います。 自身としては、 これって全部手作業でやっているんです! の背景説明があった方が、より分かりやすく鑑賞できると思っています。 というのも、今だと工業製品による

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        [OldCityBoy的「ファッション」講座] "COMME des GARÇONS 2024SS 立ち上がり"でよーやく立ち上がる

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          [OldCityBoy的「フード」紹介] うまいものを食べようと思ったらやっぱり手間と値段がかかるな~、と実感するカレー

          カレーとは、誰でもそれなりの味を実現できてしまう分、アレンジのパラメータも非常に多い、奥深き食べ物です。 自身も 1. レストランに出てきそうな高級カレー 2. 独自のアレンジを加えたキーマカレー の2つのレパートリーがあります。 で、息子(中2)が家庭科の授業の影響か、「カレーを作りたい」、と言い出し、作ってもらいました。結果、美味しいのですが、いたって普通…。 翌日、妻から 「カレーを作ってほしい」、 と言われ、 「昨日食べたよね」、 と言ったところ、 「あれは料理

          [OldCityBoy的「フード」紹介] うまいものを食べようと思ったらやっぱり手間と値段がかかるな~、と実感するカレー

          [OldCityBoy的「映画」考察] 2001年宇宙の旅(1968) ➡この映画だけはなぜか異次元の完成度を誇り、映画史の特異点

          もはや語られつくされており、自分ごときが語れる映画でもないのですが、旧帝大にて通信工学修士を取っており・電磁工学の論文を出しているゴリゴリ理系から視点より。 この映画だけは、なぜか映画史の特異点なんですよね~。 この"特異点"という意味ですが、数学的に言うと微分できない箇所で、物理世界ではエネルギーが集まりやすい箇所で、宇宙ではブラックホールの原因と考えられてます。 要は"ここだけなんか変"と理解してもらえば良いのですが、 67年→俺たちに明日はない 68年→2001年

          [OldCityBoy的「映画」考察] 2001年宇宙の旅(1968) ➡この映画だけはなぜか異次元の完成度を誇り、映画史の特異点

          [OldCityBoy的「ファッション」講座] スエットシャツのコーディネート方法

          昨今の古着ビンテージブームで状態のよい古着スエットシャツは高騰気味ですが、もはや古着な年齢でもなく、今回は新品のスエットシャツのコーディネート方法になります。(実家に自家製ビンテージもあったはずですが、黄ばんでいて捨てたような記憶が…) 新品と言っても、アメカジは一応通ってきた洋服狂なので、スエットシャツと言ってもこだわりはあるのですが、ウンチク語ってもお洒落にはなれず、お洒落に着こなすためのポイントにフォーカスしますね。 まずスエットシャツですが、非常にカジュアルなアイ

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          [OldCityBoy的「カルチャー」考察] "サザエさん"の原作って、結構毒が強い社会風刺漫画だったって、ご存知でした?

          日本を代表するアニメといえば"サザエさん"です。 自身の子供たちも毎週日曜日は"サザエさん"を見て笑ってますが、あのアニメって原作があることを知っている若い人はもはやいないのでは…。 原作はもちろん漫画なのですが、その漫画がまとめて読める場所なんてもはや無いと思っていましたが、ありました、長谷川町子美術館です。 「何故"サザエさん美術館"ではないの?」と思っていたのですが、もともと漫画で得た収益で集めた美術品・工芸品を展示する美術館としてスタートしたようで、強い要望があ

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          [OldCityBoy的「フード」紹介] 超簡単に・超安く・でも至福の味が楽しめる"カニ雑炊"の作り方

          自身は日本海側の出身で、冬になるとよくカニを食べさせてもらいました。 食べ方としては鍋なのですが、その時に美味しかったのは最後のシメに食べる雑炊です。大人になった今でも覚えているほど、カニの出汁の味は格別であり、それを雑炊として食べるのは至福の時間でした。 今は関東に住んでいるので、以前のように気軽にカニを食べれるわけでもなく、でもあの味を食べたいな~、と思う時がよくあります。 で、最近のカニカマの進化は素晴らしく、本物のカニの味ともはや区別ができないところまで来ている

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          [OldCityBoy的「映画」考察] 明日に向かって撃て(1969) ➡ニューシネマにカテゴライズされているが、現代アクション映画の元祖でもあると思う

          ニューシネマの名作にカテゴライズされていますが、それ自体は間違いではないのですが、自身の中ではスタントマンを用いた現代アクション映画の元祖に見えました。 ニューシネマにカテゴライズされている理由は、終始退廃的で最後までオチが無い"俺たちに明日はない"と同じようなストーリーだからだと思われます。 それはそうなのですが、実は映画としての新しい試みを行っています。具体的には、非常に危険なスタントを映像表現に加えているところです。 スタントを使っているのを自身が認識できたのは以

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          [OldCityBoy的「ファッション」講座] ミリタリーな服をお洒落に着るための注意点

          最近の古着ブームもあり、ミリタリーファッションも今後注目されていくと思うのですが、ミリタリーアイテムをお洒落に着こなすのは実はなかなか難易度高く、いつも通り、レディース、メンズと分けて説明しますね。 ○レディース レディースはメンズほどミリタリーな服を着こなすのは難しくなく、本物のミリタリー服でも意外に着こなせます。 上のコートは、とある古着屋で購入した本物ミリタリーなフロッグコートですが、妻だと違和感ないです。(自身だと、違和感大ありですが、後で説明します) 理由は、

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          [OldCityBoy的「カルチャー」考察] シェイクスピアの演出は、生半可な覚悟ですべきものでない

          いつも演劇を一緒に見させていただいている会社の先輩(元役者さん)より、今年はド直球のシェイクスピアを観たい気分、と言われて、確かに野田Mapの"Q"以降、ド直球のシェイクスピアは観てないので、それはいい!、ということで"リア王"を観てきました。 "リア王"といったら、シェイクスピアの四大悲劇で、映画で言うと、黒澤明の"乱"であり、ポスターの雰囲気から、それはそれは重厚な悲劇になるに違いない、と大いに期待しての鑑賞です。 * ここからネタバレ・辛口です。 * 結論、期待し

          [OldCityBoy的「カルチャー」考察] シェイクスピアの演出は、生半可な覚悟ですべきものでない

          [OldCityBoy的「フード」紹介] じゃがバターを簡単に美味しく作るポイント

          じゃがバターって、ジャガイモの味をダイレクトに味わえる間違えない料理なのですが、ジャガイモ料理って包丁で皮をむくのが意外に面倒なんですよね…。 というわけで、包丁を使わず、かつ、簡単に美味しくできるじゃがバターの作り方紹介です。 まずは、ジャガイモを洗います。 その後、皮ごと煮ます。 箸で中まで軽く突き通せるぐらいまで煮るのですが、大体40~50分程度ですかね。圧力鍋で短時間で火を通してしまうのもありです。 ここから、おいしくするためのポイント1つ目になるのですが、

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          [OldCityBoy的「映画」考察] 卒業(1967) ➡男の理想妄想映画で、この脚本は卑怯だよ...

          お金持ちで、勉強も運動もでき、将来を有望されている超優待生(大学卒)が、人妻に誘惑されて情事を重ね、そして、こともあろうかその娘に恋してしまい、彼女のいるバークレーまで追いかける、で最後は… な映画です。 このストーリーを文字化するだけで見るしかない映画で、この脚本は卑怯だよ…。だって、これって男の理想妄想で、男性なら誰もが夢見る"こんなこと起きないかな~"な状況で、見ざるを得ない… ただ、こういう脚本って、普通に演出すると非常に下品になってしまう可能性が大きいのですが、

          [OldCityBoy的「映画」考察] 卒業(1967) ➡男の理想妄想映画で、この脚本は卑怯だよ...

          [OldCityBoy的「ファッション」講座] なんだか90年代ラグジュアリー気分、からのティファニー

          実は結婚指輪を結婚以来付けていないゴリゴリ理系です。 というか、当時からアクセサリーなるものに全く興味がなく、婚約指輪を妻からせがまれたときに、 夫:「あんな滅多につけないもの買ってどーすんだ!?」 妻:「思い出として当然いるでしょ!!!」 と大ゲンカし、 夫:「普段つける時計ならOK」 ところまで妥協し、結局ロレックスをプレゼントするにいたるのですが、後日、 妻:「ロレックスで良かった…」 とあり、 夫:「ほーらみろ」 と勝ち誇った思い出があります。 結婚指輪の方はサイ

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          [OldCityBoy的「アート」鑑賞] 雛人形って、本当に女の子は喜ぶんでしたっけ? 実は、購入する大人を喜ばせるためじゃない?

          静嘉堂文庫美術館の"岩﨑家のお雛さま"展に行ってきました。 目的は、"曜変天目茶碗!"、と言いたいところですが、実は野々村仁清のツボです。"曜変天目茶碗"は学生時代に、曜変天目をめぐる旅、を敢行しており、実はかなりコンプリートしています。よって、それほど新鮮味はなく、それより野々村仁清の"黒"は見たことがないので、それが目的でした。 野々村仁清自体はまたどこかで語るとして、今回は、展覧会の主旨である"雛人形"に関してです。 というか、"雛人形"というか日本人形って、なん

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