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アメリカで日帰り乳がん手術3日後、結果を聞きに。ちょっと休みたい

4月22日(月)にアメリカのモンタナ州の田舎町の癌センターで、乳がんの手術をしました。

手術が終わったあとに、とりいそぎ、執刀医の先生が手術後に夫が待っている部屋に来てくれて、「彼女の癌の状態から、手術前に想定していたケースでは最上の結果だった。ただ、彼女の胸は高濃度過ぎてたくさん白い腺があって非常に癌細胞と見分けがつきにくいので、全部取り切れたかが少し心配ではある。」ということは、聞いていました。

なので、アメリカでは4人に1人は再手術するというのも聞いていたし、まあ、再手術、かもね、と、覚悟してました。

ここでですね、結果報告の前、23日か24日には、なんと、病院とのやりとりをしているアプリに、結果報告らしきものが掲載されているのを発見。

え、結果を医師から聞く前に、レポートって患者に公開されてしまうものなのか?これはもしかしたら最終版ではなく、途中経過かもしれない、と思いつつ。

開いてみると、
・リンパ管への浸潤あり(だったかな、ここのみ、"positive"って記載あり)
→やはり再手術が必要なのかも。

・左胸の数か所への癌細胞は無し(すべて"negative")
→ほっ。

・腫瘍サイズ:最大値1.5cm
→すごい!縮んでる、マクロビと生姜湿布のおかげ!
と、ことさら、腫瘍サイズにいちいち反応しているわたしを白い目で見ている夫。「2週間食事をマクロビにしたからといって、癌に影響するわけがないんじゃないかな。」という意見。まあ、そうかもね。

positiveって記載がなんとも気になり、テキサス州の癌センターで働く友達にさっそく、ラインして意味を聞いてみる。

「いや、癌細胞を取り切ったって書いてあるから、おそらく再手術はしなくていいと思うよー。」
「しかし、結果報告会の前に、データ送られてきたの?すごいね。」と。そうか、彼女の癌センターではそんなことはないのね、さすがに。とアメリカ医療のまともさについて、なんか安心する。

結果報告を事前に見てしまった、とは言え、執刀医の先生に結果を聞きに行くときには、「まあ、とにかく、再手術が必要と言われたら、そうするしかないよね。」と自分に言い聞かせながらも、緊張しました。

通された部屋に入ると、看護師さんが雑談しながら、血圧を測ってくれました。その後、執刀医の先生が入ってきて、いつもどおりのにこやかな笑顔で、「手術は、成功。良い点しかなかった。」と。ほっとしつつ、「positiveって書いてありましたが、それは、大丈夫ですか?」と聞くと、それは問題ないとのことでした。

で、「胸に巻いてるサポーター(っていうのか、ストレッチ性のでかい包帯みたいなもの)を外してみましょう。」と、ぐるぐる巻きにされてたサポーターを外してもらいました。(じつは、苦しかったから勝手にかなり緩めていたんだけど、指摘されなかったのは、よかった。)

ここでびっくりしたのが、サポーターの中には、テープ止めなしで数枚のテープが当てられただけで、するりと、傷口そのまま剥き出し状態に。

「順調ね、形は変だけど、これから直っていくから、大丈夫。」
「これで、手術は、終わり。」

「サポーターは、したければしてもいいし、したくなければ、しなくてもいいわよ。どうする?」と。
(ここでも出たー、アメリカ。自己責任。)

苦しいからサポーターはしないという選択をし、まさかこんな展開になるとは思ってなかったのと、言われてないからブラジャーなんて持参してなく。

傷口の上にテーピングもガーゼも何もなく、まさに、直に、ネルシャツを着て、ベストをはおり、家路に着きました。

今のところ、手術は、終了。
今週は病院に行く予定はなし。

次は、恐怖の抗がん剤と放射線治療か。嫌過ぎる。

しかしここまで怒涛のような毎日だった気がするし、先のことは考えず、ちょっと休憩しよう。ふぅ。

休憩、リラックス、これがまた頑張らないとできない・・・。

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