YUKINA MORIYA

ことばの遊び場。フィクションとノンフィクション。

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ことばの遊び場。フィクションとノンフィクション。

記事一覧

9:56

もう2ヶ月も前の話になってしまうが、1月の終わりに倉俣史朗の展示を見に行く。一見するとアヴァンギャルドともとれる作品の数々が、実は、優しくロマンティックな倉俣の目…

YUKINA MORIYA
1か月前
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13:29

今年のはじめに、山梨県北杜市にあるgallery traxに出かけたときのこと。このギャラリーを立ち上げたひとりである木村二郎さんのデザインする椅子の展示販売会が開催されて…

YUKINA MORIYA
3か月前
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20:24

昨日までは当たり前のように朝の挨拶を交わし、その日あったことを交換し、くだらない冗談を言い合っていたとある友人からの連絡が途絶えたのは寒い冬のはじまりの日。 そ…

YUKINA MORIYA
3か月前
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17:42

もう11月なのに、長袖シャツ一枚ででかけて、なんなら歩いているうちに汗をかいてしまったりして。いつになったら本格的な秋は、冬はくるのだろう?晴れてからっとしている…

YUKINA MORIYA
5か月前
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05:07

アカウントがあることすら忘れていたとある日に、noteをはじめて4周年ですという通知が、お祝いのバッジとともに届いた。なんとも律儀。 久しぶりにログインをしてみたら、…

YUKINA MORIYA
6か月前
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9:56

もう2ヶ月も前の話になってしまうが、1月の終わりに倉俣史朗の展示を見に行く。一見するとアヴァンギャルドともとれる作品の数々が、実は、優しくロマンティックな倉俣の目線で捉えられた、世界と自分自身との間で起こった対話の果ての表現の姿なのだと知る。衝撃的で、かつそこには確かな温度をもった人間性を感じる。 今回の展示では倉俣自身のことばが多くの作品のすみに寄せられているが、それらのテキストを熱心にノートに書き写す若い観覧者が多かったのがとても印象的だ。人が活字離れをしたと言われて久

13:29

今年のはじめに、山梨県北杜市にあるgallery traxに出かけたときのこと。このギャラリーを立ち上げたひとりである木村二郎さんのデザインする椅子の展示販売会が開催されておりそれを目的としてささやかな旅に出る。 彼はもうすでに亡くなっているのだが、彼のデザインが、設計図が残されており、それをかつてのお弟子さんをはじめとする方々が今なお再現できるために今回受注販売をしているのだということをそのとき知る。 木村二郎という人とこのgallery traxの歩みをまとめた書籍がち

20:24

昨日までは当たり前のように朝の挨拶を交わし、その日あったことを交換し、くだらない冗談を言い合っていたとある友人からの連絡が途絶えたのは寒い冬のはじまりの日。 そんなこと誰にだって経験があるだろう。みんなそれなりに仕事をしている大人なのであり、毎日まいにち時間がたっぷり余っている人などそうそういない。これは異常事態でもなんでもなく、単なる予想できた未来の一片にすぎない。それなのに突然その日がやってくると、私は素直にショックを受けた。当たり前だと思っていたことがなくなることは、

17:42

もう11月なのに、長袖シャツ一枚ででかけて、なんなら歩いているうちに汗をかいてしまったりして。いつになったら本格的な秋は、冬はくるのだろう?晴れてからっとしているから気持ちいいし外にいても寒くないから毎日ピクニック日和みたいな最高の天気ではあるのだけれど、さすがにここまでくると恐ろしさも感じてしまう。 朝晩は幾ばくか涼しくて空気もからっとしていて、晴れの日が多い今は絶好の運動シーズンなのに、夏の終わりごろからさぼり始めてしまったランニングになかなか気持ちが向かず、こんないい

05:07

アカウントがあることすら忘れていたとある日に、noteをはじめて4周年ですという通知が、お祝いのバッジとともに届いた。なんとも律儀。 久しぶりにログインをしてみたら、アパレル時代に書いていたブログの編集後記的なものをコンテンツ化した記事がいくつか上がってる。それを読んで声をかけてくださった人もいたなあと感慨深くなる一方で、どうしようもなく拙い言葉で書かれたそれらに恥ずかしさを覚えて、一旦全て下書きに。 ウェブメディアのいいところは、失敗したり、恥ずかしかったり、何か起こって