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短篇小説「Mon Vieil Ami」/by 2022年10月号&11月号アーカイヴ

Mon Vieil  Amiというのは「わたしの古いともだち」という意味です。
この短篇は「ソメイヨシノ」と同じくらい自分が気に入っている短篇で、
2010年の冬に旅したヨーロッパの冬の断片を閉じ込めたもの。
帰国してすぐ新潮社に提出しましたが、当時デビュー翌年のわたしは「伝説的な二作目」を放つ必要があるということでこの作品は却下になりました。当時は自身というかこの作品に出版に足らぬ落ち度があると考えていた自分ですが、その後十年が経ってもこの作品を愛する気持ちに変わりはなく、「宵巴里」を放った今だからこそ、紙にして残したい、そう思いました。今のわたしには綴れない「エモ」もあります(笑)まさにピカソならぬ中島桃果子“蒼の時代の秀作”と言ってもよいでしょうか。

とても短いお話ですので今月来月の連作でまとまります、お付き合いください。この作品が、あなたに愛されるように11年目の今、祈っています。

まえがきに代えて
モンサンミッシェル/2010年

pdfデータこちら⬇️ DLしてそのままでも、プリントアウトしてでも。
プリントアウトされる方は出力時に「レイアウト」を選択し
a4に4ページくらいプリントできる設定にするのがオススメ。
わたしはゲラ直しの時、そうしてます。



装幀/長島佳之(mumumoon Design)



このエッセイは2010年に書いたブログもあります。
こちらには写真がもう少し載っているかな。


モン・サン・ミシェル(2010)
(11月号裏表紙)

今月中に2022年1月号〜6月までをアーカイヴし終えたいと思ってイマス!
乞うご期待!!

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