見出し画像

【保育士さんが始めた居場所③】場づくりから、顔の見えるまちづくりを! 『こどもば』 〜地域のこと〜

■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

前回は、目黒区にある「こどもば」の活動ができるまでのお話をしました。
今回は、地域の特徴や地域とのつながりについてお伝えします!


以前の記事
①活動紹介編
②活動ができるまで


こどもばさま
Webサイト:https://megurokodomoba.or.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/megurokodomoba/
note:https://note.com/megurokodomoba/



■こどもばの地域のこと


【地域の特徴】


こどもばは目黒区で活動しています。
目黒区の印象って、
裕福とか、所得が高い方みたいなイメージがあると思いますが、
本当に様々ですよ。


それがいいとか悪いとかじゃなくて、それを全部受け止めています。


保育園、児童館や学童もそうですけど、
そこでも気になる子たち、気になる家庭というのはあります


それは、児童館で働いているときも、
ケース会議などで、気になるご家庭はありましたし、
支援していかなきゃいけない、フォローしていかなきゃいけない、
っていうのはすごく感じていました。


単純に経済的に困窮しているかしてないかっていうだけではなくて、
親子の関係性とか、ちょっと荒れているとか、


あとは、
困ってる家庭が、自分たちを少数派に見えてしまって
「うちもそう」とか「うちも大変だからね」なんて言いづらいというところはあるなと感じます。


逆に例えば、下町の方の地域だったら、「一緒だよね」って、
分かち合えることもできそうな、イメージがありますが、
この地域だと声がだしにくい


実は私もそうだったんです。っていうのは、
よく聞いてみると、大変だったとか経済的なことだけじゃなくて、
子育てに対してもあるので、言いづらい、

助けを求めづらいとかっていうのは、子どもも、親もあるのかな

っていうのは感じました。


【地域にひらけた場にしたい】


こどもばさんは、地域に開けた居場所というイメージで、
地域の人のことを考えている印象があります。
その思いは、活動の当初からあったのか聞いてみました。


そうですね。
例えば、○○教室とか○○塾とか、
子どもの楽しい活動って、塾的なものや、
習い事的なところもあると思うし、
子どもたちで楽しんでるケースもあると思うけど、

ついどうしても、閉鎖的になっちゃったりしていて、
楽しいことをやっているグループ
とかって、

周りから入りづらいとか、敷居が高いとか、
入ることに対してハードルが高い場合もあると感じています。


そう思うと、誰でも「ふらっと」寄れるような、
キーワードが「ふらっと」って感じの、
ずっといなくてもいいし、抜けたっていいし、たまに来たっていい。


児童館も、誰でもいつでも、いつ来てもいいよっていう場だから、
そういう児童館的なところが、
地域、地域にあるとよいなという気持ちがあります。


そして、それが、地域の方々が関わっていて、運営しているようなところができるといいなという風に考えています。


そうなると、児童館はよいけれど、
児童館の職員は配置転換もあるので、
やっぱりそこの地域の方がいつもいて、
地域の子たちが「ふらっと」いられる場所がいいな。


学校や習い事、そういったところ以外に、
自分に合いそうだな、っていうところを見つけて、
いろんなところに、いろんなタイプの居場所があるといいなと思っています。


【自治会の方とのつながり】


こどもばさんは、自治会の場所を、
子どもたちの放課後の居場所にしています。


自治会の会館とかが、子どもたちの居場所にもなったらいいな
って思っています。
と、横山さん。


自治会は結構、高齢者とかの方の居場所になっているのですが、
子どもたちや、子育て世代に開放したらいいんじゃないかなと思って、
それは、学校や児童館っていう拠点とは別に、
地域に根付いている場所なので。


そんな思いもあり、自治会さんも、
サロンとかもやっているのですが、
子育て世代の親御さんとか、子どもたちの活動をしてないけど、
興味はあるかなとか、自治会さんとの話を重ねていきました


そして、クリスマス会とか、夏祭りとか、
そういうものを単発でやりながら、
ただ場所を借りるというよりかは、一緒にやるスタンスで、
こどもばさんから持ちかけたといいます。

あくまでも主体は自治会さんの方で、
人的なものや、アイデアだったり、
そういう面で支援をします。なので一緒にやりませんか?
って感じで、一緒に地域の居場所を作っています。


【主体は自治会で】


居場所の主体は自治会の方々ということで、
そのあたりのお話も聞いてみました。

自治会で興味はあっても、初めはいきなりできないし、
やりたいっていう自治会の方も、

いきなり、私たち自治会主催では、やったこともないし

という話があって、

では、場所貸しという形で、自治会さんが、協力とか協賛という感じでやっていました。

そうしてやっていく中で、自治会の方の中でも、経験が増え
今は自治会が主催でやっているといいます。


【自治会との関係】


自治体さんも、世代交代や高齢化などで、
若い世代を入れたいって思いもあるといいます。


そして、子育て世代の親御さんにも、
そういう場所があるってことを知ってもらって
それは、自治会を知ってもらうという意味もあるそうです。

居場所作りをすることで、自治会のためにもなっていることを感じました。

そんな風に、お互いに話をして、お互いにうまく噛み合ってる状態です。

と、お話くださいました。


■最後に


最後までありがとうございました!

各地域の自治会で、居場所ができると、多世代の交流もでき、
それぞれの特色のある居場所ができ、そして、地域の顔の見える関係性もできるんだなと感じました。

こどもばさんも、できることからできることから、小さく始めてきたんだなと感じました。

私も9月にできるところから小さく、ハンドメイドイベントを開催しました。
またnoteでその日の様子をお伝えします!

また見てもらえると嬉しいです😊

この記事が参加している募集

最近の学び

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?