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在庫破棄を減らしたい!ファッション業界の問題をクリエイティビティで解決する企画始動! Part①

さて、わくわくする企画がはじまりますよ。
MODALAVAでは初めてのコンテスト企画です!

とある繊維商社からの相談から、廃棄されるされる服を救い出すファッションリメイクコンテスト企画がこの夏はじまり、ぜひそのジャーニーをひとりでも多くの方とシェアできればと思い、NOTEに書き留めていくことにしました。

1.企業様からの相談

今年の春、5月のある日、弊社CEOがお付き合いのある繊維商社さんから、プロジェクトの相談があるとの連絡を受けました。
オーガニックコットンの開発など、環境に優しい素材の開発に注力している企業なので、わたしたちの活動に共感いただいたのですね。
「どんなプロジェクトを考えているのだろう」と少しわくわくしながらその企業の東京本社にMODALAVAメンバー3人で出向きました。

出迎えていただいたのはこのプロジェクトを担当する3名の社員の方。

きれいな会議室で早速お話を伺うと、ご相談の内容はこうでした:

毎年大量に破棄されるファッションアイテムの在庫をイベントなどでどうにか有効活用できないか

若い世代はもちろん、シニア世代をも巻き込めるような企画はできないか

さらに「企画ではファッションアイテムを2万着ほど用意できます。捨てずに有効活用する方法はありませんか」とのこと。

心がビビビっと踊りました。これこそ前からMODALAVAが取り組みたいと考えていたファッション業界の大きな課題だったからです!

そして、担当の方の願いは、もうひとつありました。

「シニア世代も取り込みたい」

個人的に祖父の第二の人生に向き合う機会のあった企業担当者様からの要望でした。定年退職をし、生きがいが見つからずなんだか輝きを失っている祖父を見て、日本にたくさんいるであろうこの世代の方々をなんとかファッションの力で元気にしたいという想いがあったそうです。

こういう想いこそ大事で、全てのアクションの原動になると私たちは考えています。社会貢献をしようと大きな行動をする前に、まずは近くの誰かを幸せにしたい、その想いが大事な最初の一歩になるのです。

だから私たちはこの相談をどうにかプロジェクトに落とし込んで、彼らの想いに応えたいと思いました。

2.MODALAVAの企画提案 ―Atelier HIKITSUGIの登場


ファッション業界における在庫処理問題がメディアでも大きく取り上げられ、消費者も目をつぶってはいられない近年。売れ残った商品だけではなく、サンプルとして生産されるもの、また、返品やちょっとした傷のため売れない不良品など、消費者の手に届けられない膨大な数のファッションアイテムがそのまま焼却される現実は様々な企業が解決策を提案しています。

その中でも、私たちMODALAVAならではの解決方法はなんだろうとブレストしました。

光栄なことにMODALAVAには優秀なメンバーが集まっています。そのひとりに、ファッションマニアなだけでなく、服も作れてしまう職人肌の天才がいます。そのメンバーが古着を無駄にしたくないという想いで、服をリメイクして次の人に引き継ぐハンドメイドのリメイクブランド、”Atelier HIKITSUGI” を立ち上げたのですが、そのブランドを私たちはまだうまくビジネスに活用できずにいたのです・・。

そして、今回の相談を受け、うちのCEOがここだ!と悟ったのですね。

破棄在庫を再利用する方法は様々  ―繊維に戻してリサイクルする、ブランドネームタグを取って再販する、寄付する― などありますが、MODALAVAが提案する企画は、服にヒトの手を加え、個人の「好き」のエッセンスを吹き込んでその服をリメイクすることによって生まれ変わらせる方法

ヒトのセンスと技術で捨てられてしまう運命の服に生まれ変わらせて救いだす「リメイク職人コミュニティ」を立ち上げる試みを提案することにしました。

しかも、「職人」には誰でもなれるのです。デザイナーを目指すファッション学生から、裁縫が趣味の主婦の方、また、かつては子供の服を仕立ていたおばあちゃん世代まで、誰でもアイデアと技術があれば使わなくなった服を新しく生まれ変わらせることはできるのです。

ヒトの魅力でモノに価値をつけることがミッションのMODALAVAならではの企画だと思いませんか!

3.破棄される在庫を目のあたりに

まず、このリメイクコミュニティの参加者を集めるのに、クリエイティビティを発揮したい「職人」が集まる場を用意するためにコンテストを企画しました。

内容は、破棄される予定のお洋服を好きにリメイクし、SNSでシェア。コンテストで上位の入賞者には作品をランウェイで披露できる機会を提供するというプロジェクトです。


まだスタートアップであるMODALAVAにこのプロジェクトを任せていただくことになり、詳細の打ち合わせをしに、先日繊維商社のもとへまた出向きました。

そこではどんな商材が在庫になっていて、リメイクに提供できるか、実際にコンテストに提供いただく商材を見せていただきました。

どの商品も今時の柄だったり、トレンドにのっていて、つくりもしっかりしていて、、処分されるのを待っているだけなんて・・心が痛みました。(もちろん全て新品・・)
様々な理由でもう消費者には届けられないこのお洋服たち。

「新しくリメイクし、誰かの役に立つなら・・」という担当者の方の思いが伝わります。
この洋服たちを1枚でも多く有効活用できますように、、、


4.さぁ始動!

お洋服とも出会えた、企画もかたまってきた。さぁいよいよ企画が始動できる!
もちろん、やることは山ほどあります!
まずは企画キャンペーンサイトをつくって、コンテスト参加者を募ること。学生からシニア世代まで、幅広い層にメッセージを届けるには・・参加者がこの企画に参加して一番満足度が得られるにはどんな工夫が必要か・・
考えなければならない課題がたくさんあります!

ですが私たちの想いは固まっています。個人のクリエイティビティでファッション業界の課題にみんなで一緒にタックルしてみよう!

コンテストの詳細はこちらからチェックしてくださいね!

今後の展開をお楽しみに★

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