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繰り返して、思い出す(エッセイ)

時にある、ヒヤッとしたり、ビクッとしたり、あ〜やっちゃった~と思ったり、してしまったら後悔するような事を1回経験すると、もう繰り返さない。
やらないっ。なんて思って、その時は心にも脳にも留めているけれど、時間が経つとその記憶は少しずつ消化されて行ってしまう。

それはある意味幸せな事なのかもしれないけれど、言葉を選ばずに言うなら、「進歩がない」かもしれない。

こんな事を思った瞬間は、運転中の時だった。車に乗っていれば、一回はヒヤッとする瞬間に出会ってしまう。
そんな時は、気をつけよう。怖かった〜なんて思うのに、そんな出来事から少し時間を開けたら頭の隅にそんな記憶は追いやられている。
そして、また似たような事になった時にあ、前にも経験してるのに…。
と思うのだ。

怖いことなのに。後悔なんて言葉じゃ足りない位なのに。私の記憶。しっかり刻んでっ。

そんな風に思わずにはいられない。

その時、その時にメモをして、紙という物理的な記憶にしておけば良いのだろうか。記憶では、日々色々な事が更新されていくから追いつかない。

私はこれからも、繰り返して、思い出す。………そんな事を繰り返していくのだろうか?


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