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じぶんnote(苦しい時の逃げ道をつくっておいてほしい)

引っ越しが終わり、荷解きも終わった。あとはモノの居場所を作ってあげること。目の前のことを一つひとつゆっくりと。これは心療内科の先生と約束したことだ。
衝撃的な訃報が飛び込んできて数日。疲れが出たのか、糸がプチンと切れたように日常的に息苦しい状態が続いている。

一人で出かけられなくなった。玄関を開けるのさえドキドキして、一苦労だ。そんな中でも夫が仕事で帰りが遅いので愛犬の散歩に行かなくてはいけない。正式には行かなくてはいけない訳ではなく、行ってあげたい。愛犬と一緒だったら、まだ慣れない道だけど何とか頑張れている。これが愛犬が居ないだけで全く出かけられないのである。

買い物も少し前までは一人でフラッと行けるまで回復していたが、また行けなくなった。環境が変わり慣れていないからというのもあるけれど、訃報を受けてから玄関から出られない。
昨夜は仕事から帰ってきた夫が買い物に連れ出してくれたけど、玄関から出るまでにドキドキ。玄関から車に乗るまでの短距離を歩くのでさえドキドキ。車に乗ってからも恐怖心で支配されて、お店に着いてからも怖くて車から降りられない。震えが止まらない。時間をかけてやっとの思いで車から降りた。

こんな状態の中でも今までのわたしと違うのは、家のことが多少出来ていることだ。今までのわたしだったら完全に塞ぎ込んでしまって動くことも出来なくて、ただ苦しんで、寝込んでいた。それが今は苦しい時の逃げ道を作ったからか、たまに食器を洗い、洗濯をしておやつを食べて一息つくことが出来ている。目には見えないけど、うつ病の症状が良くなっているのではないのかと錯覚している。
一人で出かけられない奴が何を言っているんだと言われそうだが、本当に今まではただ一日中寝ていただけなのだ。

わたしの今の苦しい時の逃げ道は最近ハマっているこれ。

どうか、苦しい時の逃げ道をつくってほしい。一つだけではなくて、出来るだけ多ければ多い方が良い。それは身近に居る人でもいいし、SNSの中でもいいし、音楽でもいいし、食べ物でもいいし、漫画でもいいし、テレビでもいいし、わたしのnoteでもいいし(笑)、本当に何でもいいから逃げ道を、居場所を多く持っておいてほしい。もちろん暗闇の渦中にいる時はそんなモノを探す余裕も、気力もないのは理解している。

昨日も書いたけど、少し前のわたしはsumikaにしか居場所がなかったから、その時にもし訃報を受けていたら本当に後を追っていたかもしれない。実家が苦しいから、わたしは結婚するまで安心して逃げれる場所が本当になかったんだ。
でも今は夫や愛犬、スコーンや紅茶などの逃げ道があるから生きていられる。このnoteも逃げ道になっている。いつもありがとうございます。

きっと逃げ道が一つしかないと、その一つを独占したくなっちゃって、好きとは違って執着になっちゃうから。執着はする方もされる方も苦しいだけだからね。だから可能な限り出来るだけたくさんね、優しい気持ちになれる居場所を持っておいてほしい。

この世に「絶対」なんかなくて、何でも終わりは来る。それは全て人が作っているものだからね。逃げ道にしているものの終わりが突然かもしれないし、心の準備が出来てからかもしれない。一つの逃げ道が塞がれても、別の逃げ道に逃げ込めるようにしておいてほしい。逃げ道がなくなった悲しみはなかなか受け入れられないということを経験したから強く思う。

おわり。

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