読書「給仕の室」感想とSNSについて
昨日(2023年9月24日)Twitter Xに読了の感想を投稿しました。
基本的にリポスト(Twitter用語だとリツイート)は追わないです。
して下さるだけで有難いです。
何らかの興味関心があったり共感して下さるからして頂けると思っています。
引用(以前は引用RTとか件の引用とか言われていました)
感じ方は人それぞれだと思います。
引用は通知欄にダイレクトに来ます。
勿論嬉しいですが、実は反応に困ります。
自分の投稿に自分でいいねを押したらいいの?とか。
そして中にはその引用を自分でリポストする人がいます。
何故だろうと思いましたが、引用されても自分にどれだけいいねが付いたか分からないからですね。
一体どれだけその引用にいいね等や反応があったのか。
だから引用された投稿を自分でリポストされるのかなと思っています。
少し話が逸れました。
2023年9月24日に投稿した読了した感想です。
中央公論新社「給仕の室」日本近代プレBL短篇選
最初見た時は驚愕しました。
中公文庫がBL!?
そして掲載されている内容に慄きました。
「同性の恋」秋田雨雀
「給仕の室」日下諗
「若衆歌舞伎」倉田啓明
「執念」山崎俊夫
「船室の夜」木下杢太郎
「お小姓児太郎/美小童」室生犀星
「小松林」綿貫六助
「画の悲しみ」国木田独歩
「野薔薇」小川未明
「ある神主の話」田中貢太郎
「過去世」岡本かの子
「死ね!」豊島与志雄
「駆込み訴え」太宰治
「泥棒と若殿」山本周五郎
解説は佐伯順子。
カバーイラストはホノジロトヲジ。
これだけでも十分豪華なアンソロジー。
1902~49年に発表された作品だそうです。
それぞれのお話の詳しい事は解説されてますので割愛します。
これは文学作品でした。
サブタイトルにあるBLと言うよりは、友情、親愛、憧憬、そして可愛さ余って憎さ百倍というのでしょうか、嫉妬や憎悪など。
当時の言葉使いですが、現代に生きる私としてはとても斬新に映りました。
そして、物凄く難しい言葉を使っている訳でもないですし、喘ぎ等の表現もありませんでしたが、とても官能的であったり切ないお話があり、さすが名だたる文豪の作品集。読み応えがありました。
特に国木田独歩の「画の悲しみ」は嫉妬と別れ、太宰治の「駆込み訴え」は一人称による心の機微、山本周五郎の「泥棒と若殿」は身分の差を超えた友情が、印象に残りました。
SNSによる引用について
前述したとおり、読了の感想を自分のX(Twitter)で投稿した所、わずか4時間位で100件程の反応を頂きました。
ですが中に1件、引用がありました。
それが「素敵!」とか「凄い!」とか「面白そう!」とかではなく、何とも微妙な内容を呟かれていて、果たして私が反応して良いかどうか困ったケースでした。
しかも普段からやりとりしている人ではなく初見でフォロワーさんでも無い。
それで私は普段はやらない行動をしました。
申し訳ないとおもいつつ、引用された人の投稿を見てました。その人は普段から茶化したり内容を引用したり、軽いノリで投稿している事が分かりました。
SNSですから。どんな人か分かりません。
ですが、この本は漫画やラノベではなく、純文学です。
名だたる文豪達のアンソロジーです。
それを私の投稿を見て、Amazonで即買いしたとか。
でもその人の普段の投稿内容をざっと見てみますと、せっかく買ったのに「思っていたのと違う」と、もしかしたら抗議されるかもしれないと恐怖すら感じてしまいました。
なので、せっかくこの本の投稿に対していいね等の反応は頂きましたが投稿自体を削除しました。
この判断が果たして良かったかどうかは分かりません。
中には「無視したら良い」とか「ブロックしたら良い」とか思う人もいるかもしれません。
ですが、ブロックしたらしたで、公開する人もいらっしゃいます。
ですから今の私で出来るベターな策は、投稿自体を削除する。この一択でした。
引用は諸刃の剣だと思いました。
肯定的な引用でしたら嬉しいですが、何とも微妙な引用、中には否定的だったり中傷するような内容もあり困ります。
実は今回だけでなく以前もありました。
私はよく版権模写(イラスト)を描くのですが、私のイラストの技術ではなく、作品や中の人(演じている人)を中傷するような引用をされた事があります。
私は作品も中の人もリスペクトして描かせて頂いています。
技量が足りなくて私を非難されるなら仕方ないと受け止めますが、作品を貶めるような事で私のイラスト投稿を引用しないで欲しかったです。
まるで私がその作品を貶しているかのように思われたらと悲しくなり、泣く泣くそのイラスト投稿を削除しました。
今回も同じように感じました。
購入するくらいだから考え過ぎかも知れませんが、私が投稿を残す事により履歴も残りますので投稿を消す事にしました。
微妙な引用をする位ならリプにして欲しいです。
それが難しいならリポストだけにして、感想はご自分のアカウントで投稿して欲しいと思いました。
まとめ
改めて、こういう事は経験してみないと自分で気付かないと思いました。
人の振り見て我が振り直せ。
私も気を付けたいと思いました。
そして、大手企業や有名人などは、この手の事も中にはあるのだろうなぁと。
私みたいな小心者は発信、投稿ではなく、見る専か究極SNSを辞めるのが無難なのかも知れませんが、せっかく繋がった縁も大事にしたいですので、細々ながらも身の丈に合った使い方で楽しみたいと願う今日この頃です。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
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