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2023年に読んだ本①

2023年9月から、noteに読書感想を投稿するようになりました。
今回は投稿しきれなかった分をご紹介したいと思います。
皆さんの読書の参考になれば嬉しいです。


種のキモチ

著/山田悠介「種のキモチ」

中高生に人気の山田悠介。
このお話は、新月美人という架空の花にまつわる話。
種は花を咲かす。そして種を作る。
種族保存のために色々な手法がありますが、この新月美人は特殊。その成り立ちも。優しさと残酷さは表裏一体。どうすれば良かったのか。
着眼点と展開に唸りました。
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磯貝探偵事務所からのご挨拶

著/小路幸也
「磯貝探偵事務所からのご挨拶」

元刑事の磯貝公太と大学生の桂川光、それぞれ交互にお話が進みます。
どうやら前作「銀の鰊亭からのご挨拶」を読んだ方がより分かりやすかったのかも知れませんが、今作だけでも面白かったです。
2人のお話が交わった時はびっくりしました。
道道。確かに北海道しか使わないですね。

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できない相談

著/森絵都「出来ない相談」

38もの作品の短編集。
難しい言葉ではないのですが、その言葉の使い方に脱帽。なるほどと頷いたり、クスッと笑えたり。
また、着目した事も突出した物ではなく、私たちに馴染みのある物。
特に6番目の「書かされる立場」が面白かったです。

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トーマの心臓

原作/萩尾望都
著/森博嗣
「トーマの心臓」

1974年に発表された萩尾望都の名作漫画「トーマの心臓」。
それを森博嗣がノベライズ化。
このノベライズでは、ユーリとエーリクの友人であるオスカーの目線で描かれています。
表紙や挿絵は萩尾望都先生が担当。
なんと。
森博嗣先生は萩尾望都先生の大ファンらしいです。それが縁でノベライズ化になったのでしょうか。
とても素敵な一冊でした。
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公爵さまが、あやしいです

著/リン・メッシーナ
訳/箸本スミレ
「公爵さまが、あやしいです」

19世紀のイギリス。
主人公のベアトリスは両親が亡くなり、叔母の家で育つ事になります。
ですが、やはりどこか距離を感じています。
そんなある日、叔母の友人の家のパーティに招かれます。
そこで出会ったのが若くてイケメンな公爵。
ただ、この頃は身分の差、男女の差があるのですね。
更には26歳の主人公ベアトリスはまだ未婚なのですが、当時は「行き遅れ」。
時代を感じます。
招かれたパーティで殺人事件が起こります。
犯人は誰か。
ベアトリスと公爵とのやり取りが小気味良かったです。
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出会いなおし

著/森絵都「出会いなおし」

6編の短編集。
「テールライト」は更に4つの話となっていました。文末に「どうか、どうか、どうかー」
その違いに唸りました。

「青空」走馬灯。何故か色々思い出しますよね。しかもスローモーションのようにゆっくりと。父子のこれならの幸せを願わずにはいられない。読後感が爽やかな作品でした。
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動乱!江戸城

「動乱!江戸城」

江戸城を舞台とした8名の作家によるアンソロジーです。
火坂雅志、中村彰彦、山田風太郎、諸田玲子、安部龍太郎、松本清張、宇江佐真理、浅田次郎。
豪華でした。
徳川家康から幕末明治初期までの8編。
特に山田風太郎先生の「忍法肉団子」が印象的でした。
伊賀忍者と大奥。そして将軍後継者問題。官能的であり悲しい物語でした。
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濱地健三郎の霊なる事件簿

著/有栖川有栖
「濱地健三郎の霊なる事件簿」

7編のお話が収録。
主人公はタイトルどおり濱地健三郎。
なんと心霊探偵です。
30代とも50代とも見えるミステリアスな容姿。
他の作品「幻坂」に登場したらしいです。
人気のキャラクターとなって、遂に主人公になったのだとか。
続編もあるようなので、読むのが楽しみです。
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まとめ

長くなりそうなので、一旦区切ります。
読書、特に紙の本を読むのが好きです。
本屋さんや図書館はワクワクします。
新刊もあれば、懐かしい本、フォロワーさんからお勧めされた本など。
たくさんの出会いがありました。
今まで、本は読んでお終いでしたが、2022年8月頃から、X(旧Twitter)で読了した本の感想を投稿するようになりました。
ですが、スマホだからでしょうか?
X(旧Twitter)では自分の投稿でも遡れなくなります。
しかもX(旧Twitter)では140文字しか記されない。(ツリーで繋ぐ事も出来ますが😅)
探していたところでnoteに出会い、読了した感想を投稿してみる事にしました。
noteは良いですね。
長文も書けますし、記録も残せますし、ハッシュタグも有効です。
また、感想を書くことにより、振り返りも出来るので、より記憶に残ります。
これからも素敵な本に出会えるのを楽しみにしています。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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