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学校へお別れのご挨拶

10月で辞めた学校。
辞めると決めたのが秋休み中だったもので、休み明けに先生とクラスメイトに直接「ありがとう。👋さようなら。」を伝えに行きました。

クッキーを80枚近く焼いて、

アールグレイの紅茶クッキー

パンやサンドイッチ用の、油が染み出ない紙袋に2枚ずつ入れました。

袋には、
Mut ムート… 勇気
Spaß スパース… 楽しみ
Frieden フリーデン… 平和
Hoffnung ホッフヌング… 希望
Zuversicht ツゥフェアジヒト… 自信
Glück グリュック… 幸運
Freude フロイデ … 喜び
Liebe リーベ … 愛
Erfolg エアフォルク…成功
Ruhe ルーエ … 平穏
Brillanz ブリランツ … 輝き
の言葉を添えて。

言葉入りクッキー

裏には小さく日本語でその言葉を書いて、読めるように発音もローマ字でつけておきました。

裏の日本語 / 漢字なしの、平仮名とローマ字だけにしても良かったかも知れません。ドイツ人には、ひとつの言葉に日本語で2種類の「違う書き方」が存在する時点で混乱が。

箱に入れて、クラスメイトひとりひとりに好きな袋を手に取ってもらいました。言葉は見えない状態で偶然に任せました。

言葉はきっかけに過ぎず、その人に今、必要な言葉かも知れず、既に持っているものの再認識かも知れず、その人の周りの人が必要とする言葉かも知れず、はたまた何の意味も感じさせない言葉かも知れません。それらは受け取る人次第です。

直接会ってお礼が言えて、さようならが言えて、クッキーも喜んでくれて、良かったです。

海外では、私は「私個人」ではなく「日本人」です。私の行動が「日本人はこうだった。」となってしまう恐れがあります。
だから今回も、「萌(日本人)、学校を辞めてしまって残念だったけど知り合えて良かったね。」と、悪くない印象を残しておきたいのです。「辞めていった日本人」の歴史は刻んでしまいましたから、せめて綺麗に辞めていきたい。

ドイツでは、アジアの中で日本は比較的好かれている方だと感じます。それは、ドイツに関わってきた日本人の先人達が良いイメージ(良いバトン)を残してきてくれたお蔭です。

私がここで、学校やドイツの友人達に「日本人、嫌なやつだった。」と植え付けるわけにはいきません。

その為のクッキーではありませんよ、クッキーは感謝の気持ちですが、辞めるんだから適当でいいや…ではなく「挨拶はきちんと済ませておく」「学校への手続きは、いい加減なところがないように気をつける」は、こなしておくべき事と思いました。またいつか、ドイツへ渡ってくる日本人が…、同じ学校へ「通いたい。」とチャレンジする日本人が…、出てきた際へのバトンです。

さて、これでひと段落です。
暫く休憩!


2022年11月10日




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