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もじゃおの「ぶくめも」

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もじゃおの読書備忘録
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ぶくめも #5 細川英雄『対話をデザインする』

ぶくめも #5 細川英雄『対話をデザインする』

細川英雄『対話をデザインする』

人見知りのインドア派。職場もデスクワークがメインで、外部の人と接する機会が少ない。
大阪の下町に生まれたアドバンテージをまったく活かせていない。
こういうタイトルの本を手にするのは、少なからず、対話というものに苦手意識があるがゆえのことなんやと思う。

以下に、この本に書かれていることをメモしておく。
———————————————
対話にとっていちばん重要のこと

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ぶくめも #4 森下典子『日日是好日』

ぶくめも #4 森下典子『日日是好日』

森下典子『日日是好日』

映画が話題になり、樹木希林さんが亡くなってしばらく経つが、レンタルビデオ店に行く際は必ず候補に挙げながら、DVDの束が手の中で膨らむと棚に戻し、そのままずっと観てなかった。
そんな折、古書で原作エッセイを見つけ、今度は躊躇なく手に取った。

読了後、しばらくして大森立嗣監督の新作が公開されるというので、地上波で放送された。
絶好のタイミングと観たわけだが、結論、原作を読ん

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ぶくめも #3 ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

ぶくめも #3 ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

図書館に予約したのは確か去年。
ようやく順番がまわってきたベストセラー。
その間に、ブレイディみかこさんの著書を2冊(『THIS IS JAPAN―英国保育士が見た日本』『女たちのテロル』)借りられたほど。
同じ著者の本でも人気にバラツキがあるんやな。

あらすじはオリエンタルラジオ・中田敦彦さんの「YouTube大学」に詳しいので

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ぶくめも #2 北村恒信『戦時用語の基礎知識』

ぶくめも #2 北村恒信『戦時用語の基礎知識』

北村恒信『戦時用語の基礎知識』

先日のnote初投稿にて、
区役所に展示されていた防毒面の横に添えられていた写真
「どっかで見たなぁ、確かウチの本棚に…」探したら、すぐに見つかりましたわ。

防毒面をつけた女子学生の行進

試しに「防毒マスク 女子学生」で検索すれば
コスプレや二次元に混じってすぐにヒットするので、結構知られた写真なのかな。
どうやら、1936(昭和12)年
二・二六事件直後の戒

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ぶくめも #1 遠藤周作『海と毒薬』

ぶくめも #1 遠藤周作『海と毒薬』

遠藤周作『海と毒薬』

Facebookにて、
たまぁに書いてた読書備忘録
noteにて再開
ボクが記すのは「読書メモ」なので
「ぶくめも」とします

毎年、この月
戦争のことを考え
小説を手に取る

今年は自宅の書棚より
20年以上ぶりに1冊を取り出す

戦時中の米兵捕虜生体解剖事件を題材とした小説

あらすじなどは検索すれば出てくるので
そちらにおまかせするとして
衝撃の解剖実験シーンは

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