時短勤務と休暇で変わること

しばらく時短勤務をしていたけれど、症状が治まらないどころか日に日に悪化しているので、少し長めにお休みをいただくこととなった。

急いで引き継ぎをし、業務内容を整理し、関係各所にお話ししながら一足先に新年のご挨拶…勤務時間が少ない中、話したい人もしておきたい仕事もたくさんあって、あっという間に年内最終出社日になった

いろんな人と話すほど、病気で弱っている社員を雇っていて良いのか信頼できるのかという苦悩が垣間見えたり、たくさんの方の心配してくれる言葉や行動、あたたかい気遣いに有り難さを感じたり…

有難くて嬉しい気持ちもあり、そしてやるせなさや不安も募り、全て終わって部屋でひと息つくと、自然と涙が出てきた。

すごく不安なのに、休む前よりも強く不安なのに、それを上回る落ち着いた気持ちで満たされて、不思議な感覚だった。

時短勤務と休暇では頭の中でのスイッチが大きく切り替わるのだ、単に勤務時間の違いだけじゃない差があるのだ、と実感した。

おそらく脳内のスイッチが完全に休養に切り替わったことで、明日以降に体のスイッチも完全に休養へと切り替わる。

これまでの病気との付き合いから考えても、休み始めた直後は一気に体調不調が来て数日寝込むだろう。からだ中がたっぷり休もうとするのかもしれない。

症状が出てからひと月半、ここで完全に休養をとることが出来るのを考えると、

かつてこの病気を抱えることになったストレス環境下で、今よりも体が悪かった中でも半年間休むと決断できなかった時を思い出す。

よく、決断できた、よく、受け止めてもらえた、昔の経験のおかげで私自身も成長したし、今は周囲の環境にも恵まれたのだなと深く感じた。

今後もし、雇用し続けられないと判断されることがあった場合にも、もちろん今のままの職場で元気に復活出来たとしても、いろんなパターンを考え、それぞれの場合の対応を考え、することを決めれば良い。

ひとつのパターンだけ考えていると希望に縋って不安な日々を送ったり、逆に悲観的になりすぎて投げやりになってしまう可能性もあるから、いろいろ考えるくらいで丁度いい、えらいぞ自分。

そういう風に、急に思うことが出来た。

これも頭が休養モードに入ったことで出来た余裕のおかげかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?