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メランコリア(監督:ラースフォントリアー)【針金で円を作って映画紹介を読んでください。もし円より大きくなっていれば・・・近づいているっ】

天体衝突で人類滅亡もの。
ヒトラーにシンパシーを感じたせいでしばらく映画界を干されたトリアー監督ですが、
今作はそれ以前に制作していた鬱映画。

あ、うつ病ってメランコリア、っていいますねん。

地球と同サイズの惑星メランコリアが接近、
壮大な天体ショーを楽しむ人類ですが、
主人公の女性は、
「地球とメランコリア、死のダンス」とかいう、不気味なウェブサイトを発見してしまいます。ネット中毒です。
それ以前から調子が悪かったのですが、いよいよもって気分が悪くなった彼女はあれやこれやの物議をかもしますが、
結局のところ、人類と地球の滅亡を回避することはできません。

最後の日が近づくにつれ、だんだんと事態が呑み込めてきた一般市民もパニックを起こし始めますが。
主人公は家で、望遠鏡を用いて惑星メランコリアを眺めたりしています。
とにかく不安で気分がすぐれません。

そもそも映画のはじまりからして、
お金持ちのカップルの結婚式みたいですが、
物議ばかり引き起こすというおかしな展開です。
とにかく金落ちなのに何もいいことがありません。
みんな怒ったり、しょげたり。
ハッピーからこれほど程遠い結婚式は史上屈指でしょう。

で、望遠鏡を覗いて観ていると・・・・

******

ヒトラーにシンパシーを感じたトリアー監督は、
たぶんヒトラーが自決するときにチャネリングしたのだと思います。
監督本人も重度のうつ病らしいですからね。

救いようもなく滅亡してしまう人類ですが、
もはや美しく見えます。
メランコリア衝突シーンは屈指の美しさです。
入魂の場面です。

世界はきょうも陰鬱でしたね。
鬱世界から見た地球滅亡はとても美しかったです。
それでは本日の地球放送を終ります。

次回放送は56億7000万年後。
「謎の古代人類の謎をなぞれ!」(うそ)

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