森永ハイソフト
キム・アンダーソンの写真より
センチメントの実在から

『フイルター』

あの窓にまだ君がゐる青写真

寝たふりをつづけてくれる日向ぼこ

キヤラメルの固くて冬の日にゐやう

冬服の大人びてゐるフレンチ・キス

手袋を外すふたりでゐる間

呼ぶ前にふりむく春の色になる

雪解のぼくのキヤラメルだけ甘い

また君を見つけるだつてライラツク

眠る蝶迷子のやうに手をつなぎ

●上記作品は私のツイッターのつぶやきにいとさんこと、小説家、詩人のこい瀬伊音さんがリプを下さり、そこからいとさんの提案で一年ぶりのセッションとなりました。

そして下記がいとさんの作品。

●この素敵な詩が僅か一時間余りで書かれたことに驚愕しつつ、焦りつつ私はそれまでに作りかけていたものに更にここからのインスピレーションを貰いつつフィードバックさせつつ上記の作品を作りました。
ちなみ私は3時間近くかかりました苦笑
それを踏まえて読むとまた違って、セッションの醍醐味を味わって頂けるのではないかと思います。
なお、副題？的に添えた「センチメントの実在から」もモチロンいとさんの「架空のノスタルジーへ」からなのは言うまでもありません。
なんもかんもおんぶにだっこでしたが最高に愉しいセッションとなりました。
ありがとうございます！

●みんなもセッションやるとよいよ〜。

●因みに因みにキム・アンダーソン氏は今も現役でご活躍のようで嬉しかったです。
恐らく誰もが一度は目にしたことがあると思います。