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食のあれこれ。

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どこかで食べたものだったり、自分でつくってみたものだったり。
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黒枠記事コメント用(食のあれこれ。)

 こちらは「食のあれこれ。」にある黒枠記事(レシピの分量のみ有料)へのコメント用記事となります。 ※「コメント対象記事」以外へのコメントをこちらに書き込むのはお控えください。 コメント対象記事私のサイトマップ

フォロワーさんのアイデアをくるんで葛まんじゅうをつくったはなし。

 はじまりはフレンチトーストでした。  笑わせるセールスマンさんがGW中にコーンスターチを使用したお菓子の記事をいくつか投稿されました。その中のフレンチトーストの記事にコメントしたところ、こんな返信が。 ――「これはアリだな」と思いました。  笑わせるセールスマンさんの記事はこちら↓ 「和洋水菓子」をどう実現するか今回の菓子の定義  まず「和洋水菓子」の完成形を考えます。  笑わせるセールスマンさんの製菓投稿と「葛切りでコーティング」という記述から、生地は「過熱し

長期休暇に鳥はむでピラフをつくるはなし。

 ようこそインターネット老人会へ! 鳥ハム・とりハムは邪道と信じるみねのさんが歓迎の意を込めて鳥はむをごちそうします。 ――というロールプレイでした。  手順は簡単で美味しいけれど待ち時間が長い鳥はむ。  毎日元気に出社していた時代から変わらず、長期休暇の前半で作ることにしています。  なぜなら! ゴールデンスープでピラフを作りたいから!  スープがもったいないからと自分で考えたレシピのピラフなのです。  今年もGW前の出社最終日(木曜)に鶏むね肉を3枚買ってきまし

有料
100

サクラが咲いたので桜餅をつくったはなし。

 サクラ咲いたら作るつもりだったのにまさか月末までもつれ込むとは予想していませんでした。  ってなわけで年度の最終日に桜餅を作りました。ひな祭りは例のイベントで疲弊しきって作るのサボったので「材料もったいないから開花宣言後に作ろー」と決めたらご覧の有様だよ! 参考レシピについて レシピはいつもクックパッドのこれです。分量や手順の詳細はリンク先を見てください。  なにが良いかってはかりを殆ど使わなくていいところです。手順も簡単ですごくわかりやすい。  今年はもう桜餅はい

大崎の地にてフレーバーティーで優勝したはなし。

きっかけ はじまりはXのグルメ関連インフルエンサー・りょうくんグルメのツイートでした。  三越文具フェアのついででアフタヌーンティーを頂いてから「スコーン口」とでも言えばいいのか、美味しいスコーンを食べたい気持ちが続いていたので即ネット予約。日程は世界の万年筆展に行く3/8のお昼です。 大崎に着いて ちょっと早めに大崎駅についたので時間を潰す必要がありました。amsu tea house TOKYOではスコーンセットだけ注文するつもりだったので、これは炭水化物ばっかでタン

一年分のレモンママレードを仕込んだはなし。

 昔むかし、何かで読んだレモンのママレードが食べたくて軽井沢でワガママを言ったけれど、当時の私は舌が子供すぎました。  味覚ってある程度変わるもので、ここ数年、毎年レモンのママレードを作っています。回を重ねるごとに一度に使うレモンの量が増えて、今では年一回の仕込みです。今年はフェリシモで通販した讃岐レモンを使用しました。  うちではクラシルのレモンママレードのレシピを参考にしています。簡潔でわかりやすい作り方はそちらをご参照ください。 材料※分量はレモンの大きさや個数に

そういえば昨日は偶然水餃子でした。

ホットジンジャーエールと鶏つくねのパスタが美味しかったはなし。

 立地もフードの味も良い喫茶店は大変よいものです。  千駄木のsoweluさんが入っている建物の一階に入っている店舗が百舌珈琲店です。  2Fの店舗が11時開店なのに対して百舌珈琲店は8時開店なので、開店待ちのために入りました。現金払いオンリーだったので「急須で煎れた」珈琲を注文するには手持ちが足りず、この時はギリギリ足りたホットジンジャーエールを頂きました。  このジンジャーエールにはレモンスライスと八角が一つずつ入っており、ホットなのも相まってはっきりと八角が香りま

元旦の餃子のはなし。

 元旦の夜に焼き餃子を食べる――我が家が毎年広島に帰っていた頃の懐かしい記憶。  うちは両親ともに実家が広島にあったので、年齢一桁の頃からずっと盆暮れは両方の祖父母の家に泊まった。夏は海の近くに別荘を持つ母方のほうに長く滞在し、年末年始は逆に父方のほうで年を越した。私にとってのお雑煮の味は父方の祖母が作ってくれたそれだ。  幼い頃は島根の伯母一家も広島の叔母一家も東京の我が一家と同じく祖父母宅で年を越していた為、元旦の夕食は伯父が持ってきたサザエが一番のご馳走だった。

鯛焼きエレジー

 よんどころなき事情で買い物のために外に出た。  突き当たりのT字路にある鯛焼き屋は、いつもと変わらず鯛焼きの型を引っくり返していた。  ドラッグストアのレジで小銭を確認し、銀色の買い物袋を下げて出てきた私は鯛焼き屋にあんこ三つ、と声を掛ける。  510円で合ってますか、と訊くと諾が帰ってきたので皺の寄った指に硬貨を渡す。爪先が鮮やかなターコイズブルーなのがいやに印象に残った。まだ雨の中、素手で鯛焼きの包みを抱えると火傷しそうなほど、熱い。  駅前で買った焼きたての鯛

八つ時のみたらし団子アイス

 限定インクの入った紙袋を手に提げて、ご機嫌で帰途についたがどうにも小腹が空いている。ガイドブックを開いて恵比寿にあるジャパニーズアイス櫻花に目を付けた――正確にはみたらし団子に目を付けた。  恵比寿は行き着けないため西口を目指したつもりが変な場所に出て結局山手線の高架下をくぐる羽目になったが、無事にたどり着く事ができた。  時間はちょうどおやつどき、暑さのせいか店内は混んでいたが、幸い入店直後にテーブルが一つ空いた。お目当てはどう見ても外のベンチで食べるには向かないので

空白を埋めて余りあるクリーム

 いちばん楽しみにしていた夏休みの予定が潰れた。  臨時休業は仕方ないが、埋め合わせをしないと到底我慢できない。であれば行ったことのない店でスイーツを食べるのがいいだろう。帰りがけにソール・ライター展にも行くつもりだったから渋谷がいい。 「松濤カフェ一択……」  渋谷区エリアに分類されている店は他にもある。だが、最寄り駅が渋谷ではないのである。いやべつに表参道や代官山でスイーツ食べてから渋谷に移動すればいいのだが、その時はそれが嫌だったのだ。  松濤カフェ本店も正確には

勝利の余韻と苺のかき氷

 我々は勝利の余韻に浸っていた。早朝から長い時間待った甲斐あり、お目当てのイヤリングを購入する事ができたのである。 「この後どうします? やっぱりお昼食べる前提でかき氷のほう行きます?」 「そうしましょう! どうせなら本命のほうを食べたいですしね」  和kitchenかんなは、三軒茶屋駅より三宿のバス停から徒歩○分、と書いた方が正しいんじゃないだろうかという位置にあった。既に当日の予約枠は無く、並んで待つしかないと判っていたので身構えていたが、店外に列は無い。  店のドア