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新米ママとパパへ。赤ちゃんが泣きやむ5つのスイッチ

赤ちゃんを泣かせていると思って自分を責めていませんか?
赤ちゃんが泣くのには理由があります。
大切な赤ちゃんとの時間を楽しいものにするためにも、赤ちゃんの泣きについて理解しましょう。

■ 赤ちゃんが泣く理由

赤ちゃんにとって泣くことはコミュニケーション手段です。
泣くことでママとパパに伝えたいことがあります。

また、赤ちゃんも泣くことで感情を放出したいときもあります。
大人も泣くとすっきりしてストレス解消になることがありますよね。

泣かせることは悪いことではありません。まずはなぜ泣いているのか理解しましょう。

確認ポイント
 ・
熱はないか?
 ・体調は悪くないか?
 ・お腹が空いていないか?
 ・オムツは濡れていないか?
 ・疲れすぎていないか?
 ・暑くないか?寒くないか?
 ・洋服やシーツはチクチクしないか?

確認ポイントをすべて確認しても泣きやまないときは、ママとパパがいなくてさみしかったり、甘えの泣きかもしれません。
赤ちゃんが泣いている理由がわからないときは、優しく抱っこして大丈夫と言って安心させてあげましょう。

ママとパパが落ち着いて対応することで、赤ちゃんも安心できます。
逆にママとパパが赤ちゃんの泣き声に不安を覚えると赤ちゃんも不安になります。
睡眠の土台の幸福度でお話ししましたが、ママとパパがハッピーでいることは赤ちゃんの心の安定やぐっすりねんねにとっても大事なことなのです。

ただし、赤ちゃんの泣きがいつもと違うと感じたら、医師等に相談しましょう。

■ 赤ちゃんの泣きに対してマインドをリセットしよう

赤ちゃんが泣いていることは悪いことではないんです。
大事なのはその声に耳を傾けて理解することです。

しかし、泣きを理解すると言っても、すぐには理解できないと思います。
よく、そのうち分かるようになるなんて言われますが、「そのうち」はなかなか来ないかもしれません。

でも、「赤ちゃんのことをいつまでも理解できないなんて、ダメな母親/父親だ」なんて思わないでください。

理解できなくても大丈夫です。
理解しようとしている姿勢(=コミュニケーションをとろうとする姿勢)が大切です。

■ 赤ちゃんが泣きやむ5つのスイッチ

赤ちゃんの泣きを理解するためには、すぐにあやしたりせず少し見守る時間があってもいいと思います。
でも、近くで泣いているわが子を見ると何かしてあげたくなりますよね。

それは自然な感情だと思いますし、その気持ちに応えたいので、アメリカのカープ博士が考案した「赤ちゃんが泣きやむ五つのスイッチ(The 5 S's)」をご紹介します。
よかったらこちらの動画もご覧ください。(全編英語ですが、イメージがしやすいと思います。)

1.おくるみ(Swaddling)

赤ちゃんをおくるみでキュッとくるんであげてください。
おくるみは赤ちゃんがママの狭いお腹にいたときと同じ体勢になるので安心できると同時に、モロー反射を防ぐ効果もあります。

2.横向き/うつぶせ(Side or Stomach Position)

赤ちゃんは横向きやうつぶせにして抱っこすることで、モロー反射を防ぎ、落ち着くと言われています。
しかし、寝かせる際は必ずあおむけにしてください。赤ちゃんにとって一番安全な姿勢です。

3.シーッ(Shushing)

「シーッ」はママのお腹にいたときに聞いていた血液が流れる音に似ているので、赤ちゃんにとっては心地の良い音です。
ポイントは耳元で赤ちゃんの泣き声を同じくらいのボリュームでいうことです。

4.ゆらゆら(Swinging)

赤ちゃんは長い間ママのお腹の中で揺られて成長してきたので、単調なリズムで揺らしてあげましょう。
ただし、乳幼児揺さぶられ症候群を防ぐため、激しく揺することは絶対にしないでください

5.おしゃぶり(Sucking)

赤ちゃんにとっておしゃぶりはリラックスタイムです。
おしゃぶりや哺乳瓶、ママのおっぱいでもOKです。

「赤ちゃんが泣きやむ五つのスイッチ(The 5 S's)」のポイントは、ママの胎内の環境を再現することです。
日本語では「スイッチ」と翻訳されていますが、効果がすぐ出るとは限りません。

赤ちゃんの反応を見て、1~5を組み合わせて根気強く試してみましょう。
泣きやんだあとも5~10分は続けてみましょう。
だんだん落ち着いて眠くなってくれるかもしれません。


今日のぐっすりねんねポイント
 赤ちゃんの泣きを理解して赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう。赤ちゃんの泣きがいつもと違うと感じたら医師等に相談しましょう。

 
参考文献
 『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文著
 『赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ』 ハーヴェイ・カープ著(土屋 京子訳)


  • 赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。

  • 本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。

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