去年はマジで読書をしなかった。
おうち時間が死ぬほどあったにも関わらず、読まなかった。｢おうち時間｣なんてなくても労働していなかったのでステイホームしまくりなのに読書もせず、YouTubeをみてはYouTubeを見て、YouTubeを見てはYouTubeをみていた。
月に2冊は読みたいと思っていた（いる）し出来ていた時代もあったのになあ、積ん読ばかりがふえる。それで読んだ気になってるんだよね結局。

新しい本をバカスカ買ってしまうのに同じ本を何度も読み返してしまう。
よく読むのは

・晴天の迷いクジラ/窪美澄
・ふがいない僕は空を見た/窪美澄
・砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹
・推定少女/桜庭一樹

晴天の迷いクジラはソーダアイスの章、ふがいない僕は空を見たは田岡さんの章、そこだけをずっとずっと読んじゃう。

ほんとうにこの世の人全員に読んで欲しい。桜庭一樹作品はグロい描写がわりとあるから窪美澄作品を推している。
というかこんなすごい2人なんだからみんな読んでるよな
私がわざわざ薦めちゃうみたいな失礼な感じのやつ（？）やっちゃった。

ふがいない僕は空を見た の田岡さんの章（セイタカアワダチソウの空）は不思議なくらい私のなかにグッと入り込んでいるらしく、普段の生活をしている頭の中にフワッと出てきて額の内側に文字が流れて行く。
わたしはそのたびに福田ではないけれど｢田岡さんの今日に安心できる瞬間がありますように｣と祈ってしまう。
田岡さんへの心の持ってかれ具合がすごいんだよな、前世でなんかあったんか？ってくらい。

田岡さんの、"望んでないのに神様に付けられたオプション"を頑張って外そうとするのにできていなくてでもできそうで、それが悔しくて悲しくて、ゾッとするほどリアルなんだよ。
あんなにあんなに賢いのに、優しいのに、それが自分を苦しめてしまうんだよなあ。

田岡さんの事をまた語ってしまった

読みます。

星物語/aiko

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