便利な物が溢れる世の中、『少しでも育児が楽になるなら…』『少しでも家事が楽になるなら…』その気持からついつい手を伸ばしがちな便利グッズ。

私も今も大好きです。笑

家事も（特に料理！）得意ではありませんし、育児だって便利グッズがあればひとまずチェックしていました。

別にこの便利グッズ達がいけないわけではありません。

前回ノートでお話ししたように『その家にフィットするなら』この子達はまさにその名の通り『便利グッズ』として我が家で活躍してくれるのです。

だけど、我が家で本当に便利になるのか見極めないとこの子達は買ったはいいけど…と『我が家では便利にならなかったグッズ』になってしまう…。

メディアではこの商品が売れています！便利グッズ・売れ筋トップ１０！という文字を見かけることも多いですが、その子達を迎え入れる前に「うちには似たような子達がいないか？本当にこの子達が活躍できるのか？！まずその収納スペースはあるのか？！」と考えるようにしています。

当然と言えば当然なんですが、意外と便利かも！というだけで飛びつくと自分にとっては不要品だった…と物だけ増やしてしまう結果に。

さらには出口を考えてあげないと、この子達が去り際に困る事も。

いざ処分となっても、粗大ごみとしての処分にあたる物であったり、人に譲りづらい、フリマサイトでも送料や梱包にも配慮しなければいけない物であったり…。

去り際に購入金額＋αのものがかかってしまうのは避けたいものですよね。

私も今までそうやってつい手にとってしまった『自分にとっては便利じゃないグッズ』達の処分に困り、今ではよく考えてから『お迎え』を決めるようになりました。

失敗を繰り返していくと、購入することにとても慎重になります。

でもこの繰り返した失敗のおかげで、物の入り口を狭め自然と少ない物を保てるようになってきました。

いつまで経っても物が減らない…となっているなら、多分『お迎え』の量が多すぎるのかもしれません。

どう考えても家への『お迎え』を少なくし、不要な物を処分していれば物が全然減らないという状況にはならないはずです。（当初の持っている量が相当な量でない限り）

だから多分本当にまず必要なのは、『便利グッズ』じゃなくて『私には、我が家には何か必要なのか？』という『視点・考え方』。

うちにも『これは買って本当に良かった！』『毎日現役で育児にはなくてはならないです！』というグッズももちろん存在しています。

でもきっと大事なのは『（あれやこれや考えて）…これは使えそう。迎え入れよう！』と、あれこれ悩みながらも考え見極めた自分の力。

もちろん失敗してしまう時もありますが、たいして自分の力で見極めず迎え入れていた時に比べたらこれはちょっとだめだったな…という失敗がかなり減りました。

多分『便利』という魔法のワードよりも、地味で不便で遠回りでも『自分で見極める力』をつけた方が遥かに自分が思っている便利な生活に繋がっていくように思います。

私自身、今まで深く考えず物を買ってしまうタイプだったので、ミニマルに暮らそうと思うとこの力が、感覚がとても大切だなと日々実感しています。

この思いがあると一瞬カートに入れた魅力的なグッズでも、翌日には「あ…やっぱりどうにかなりそうだから、今は要らないな。」とポチッと削除出来ています。笑

どうしても必要だったらきっと後日手に入れているはずなので、きっと大丈夫です。（よほどプレミアが付いているものでない限り）

そう思うと、これがなかったら…買えなかったら嫌だな。という謎の心配や不安も手放せ、すっきりした気持ちになれるので不思議です。

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