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ハンガリー・ブダペスト遠征

2019年8月、サッカーモンゴル代表のキャンプがハンガリーのブダペストで行われ、帯同させていただきました。私にとって、ロシア以外では初のヨーロッパ。

両国のサッカー協会が協定を結んでおり、以前から、モンゴルでセレクトされたジュニア選手がハンガリーのプスカシュ・アカデーミアFCでサッカー留学の受け入れを行っております。その経緯もあって、今回はA代表の合宿を招待することに至ったようです。



ウランバートル~ブダペスト

行きはウランバートル09:15発、ブダペスト19:40着。帰りはブダペスト09:45発、ウランバートル翌朝の07:50着(それぞれ現地時間)


ロシアのモスクワ経由で、トランジットの待ち時間は7時間。ガンダムに出てきそうなカプセルがカッコよかったです。(ガンダム見たことありませんが、、、)

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モンゴルとハンガリーの時差は6時間。普段、モンゴル代表チームはアジアを中心で活動しており、このような長旅や時差は馴れていないため、選手・スタッフともに入念な時差ボケ対策を行いました。それによって、時差ボケが原因で何か支障が出ることはありませんでした。


合宿施設

今回利用させてもらった宿泊地がGroball Hotel Telki。周りには何もない中心地から離れた閑静な住宅街のところにあります。

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このような遠征時は自分が寝るベッドで選手のケアをしますが、ここでは部屋にマッサージベッドを用意していただき、そこで行いました。(写真の手前に置いてあるため、写っておりません)

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宿泊エリアの目の前にサッカー場が3面。移動の負担がかなり軽減されただけでなく、綺麗に整備された天然芝で練習できる環境が素晴らしかったです。

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現地の3部?か社会人リーグのチームと練習試合が行いましたが、それでもフィジカルやテクニックなどレベルの凄さに圧倒されていました。


そしてプールやサウナ、体育館、フィットネスルームなどもあり、本来は追加料金がかかるものの、特別に自由に利用させていただきました。

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写真はありませんが、3食ビュッフェ形式。ヨーロッパらしいおしゃれで、かつスポーツ選手に合わせた栄養豊富で新鮮な食材で作られた料理は完璧でした。

合宿するには素晴らしい設備が整っているため、同時期に他国のアンダー世代や女子の代表チームもこの施設を利用していました。



ちょっとした余暇

半日オフの時に一度だけ、チームで中心地へ観光に行きました。ホテルとグラウンドが一体化しているのは便利な反面、移動が無くて毎日同じ景色で同じ人としか関わらないため、新鮮味が欠けて気持ちが少しずつ滅入ってきます。選手はもちろん、私にとっても大事なリフレッシュの機会ですね。


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湿気が少なく、心地良い風に当たって疲れが吹っ飛びました。街中をブラブラしてヨーロッパらしい風景に心がワクワク。可能ならテラスで優雅にコーヒーを嗜みたかった...笑

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13世紀頃、モンゴル帝国がヨーロッパ侵略を試みていたことがあり、その形跡として街中に展示されていた大砲には旧モンゴル語(縦文字)や漢字が刻まれており、興味深かったです。

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また、別の日にはハンガリートップリーグの試合観戦。

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スーパーゴールが飛び出して、会場は大盛り上がりでした。

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それから、ハンガリーは食料品の物価が安く、これだけ買っても1500円くらいだったと思います。

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どのビールも安いうえに味は抜群。こういった遠征中に部屋のテラスで夜風を感じながら、現地のビールを飲むのは至福のひとときです。



最後に

3年くらいモンゴルで活動していますが、歯が痛いと訴える選手にはかなりの頻度で遭遇します。しかもどれもなかなかの重症。その選手たちは歯の痛みで「食事がまともに取れない」「ズキズキして夜は2時間も眠れない」と言います。生活に支障が出るだけではなく、プレーにも影響してきます。

そして、この遠征中にも一人。実際の写真を載せるので、苦手な方は飛ばしてください。


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寄生虫が住んでいるのかと思うような状態。

これもまだマシな方で、以前にあったケースでは真っ黒になっていたり、ひどく蝕まれていて”乳歯が抜けて永久歯が生え始めたの?と思うほど小さくなるまでボロボロになっていた選手もいました。

自分自身も虫歯の経験はありますが、こんなボロボロになるまで、よく放置していたなと思います。だいたいの選手が歯が痛いから痛み止めをくれと言ってきますが、症状の緩和ではなく、早期の根本処置が非常に大事であると度々感じます。ケガや体調の管理などに加えて、このようなことも気をつけなければなりませんね。

サッカーやハンガリーとは少し離れた話になりましたが、今回はこれで終わります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ぜひ他の記事も読んでみてください。

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