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記憶のカメオとロマニーダンス。

花は、優しい。そうして花は、美しい。花はいつも、写真を撮らせてくれる。すこしも嫌がらない。いや、嫌だと言ってくる子もいる。だけど基本、撮らせてくれる。ありがたい。そうしていて、花は、全く喪わない。自分を、他人を、エネルギーを、美しさを、なにもかも喪わない。それは彼女たち、彼らの強さだ。心底そう思う。そう思うと、こんな先輩がいるのだから、頑張れるかもしれないと自分に言い聞かせる。最近は内省的な記事が多い。正直、マガジンを新しくするか迷っている。これは、ラーガのマガジンに入れても良いものなのか。全くもって、不明だ。そのうちまた、なにやら新しいものになるのかもしれない。そうやってドンドンと進んだり、戻ったり、していく。記憶の中のカメオ。そんな言葉が浮かんできた。カメオが小さい頃から、苦手だ。わたしは牛乳をはじめとした乳製品があまり得意ではない。カメオと言えば、白が浮き彫りになっている。心のどこかでそれを結びつけるからだろうか、非常に、どこかしらで苦手意識のようなものを覚える。しかしながら、いま観てみると、そうでもない。カメオは、美しいと思う。美しい、人間の力ではなかなかに表現できない細い線も、なぞるべきものも、なにもかもをそこに宿しているような気がする。記憶のカメオ。記憶のカメオがあるとしたら、それはなんだろうか。記憶とはなんだろうか。想い出とはなんだろうか。とある映画を観てから、ルーマニアのことで頭がイッパイになっている。おっぱいではないぞ、いっぱいだ。ウム。ウウウム。ルーマニアのロマが、わたしのアタマも心もタマシイをも占拠している。ルーマニアのロマダンスを一度、日本で観たことがある。彼らが来日して踊ってくれたのだ。たしか、ロマフェストというフェスティバルだったように思う。もれなくDVD販売もしており、ちゃっかり購入した。ルーマニアの音楽はとても軽快である。それでいて、キチンと淋しさや悲しさやアイデンティティーがこびりついている。いや、こびりついている、と言っては失礼だ。浮き彫りになっている。わたしはいつも、ファンタジーのロマに憧れているンじゃァないか。そんな不安がよぎってきた。本当に本当に、ロマというひとたちの、民俗の某かを理解しているのか。いいゃ、理解なんて全くもってできていない。"理解したい"、"浸かりたい"、"揺蕩いたい"、ただそれだけは人一倍強いようにも感じている。どうするか。なんせ独学でどこまでもやってきたのだ。自分でやるしかないのだと思う。ワクワクする、ただその心だけが暴走している。そんな気持ちを大切にしたい。"ワクワクする"ということがその物事自体から失くなってしまったら、もう、終わりだと思う。ベリーダンスも、ピアノも、総て同じだ。なぜ続けられるのか。ワクワクする、というところに立ち返れるからだ。ワクワクする、興奮するものが、相も変わらずそこに、そこかしこに存在するからだ。そうしてわたしはいま、まさに、ベリーダンスを始めた原点のところに立ち返っていると思う。確信がある。これは、パリの、ゼロ地点だ。ノートルダムの前にそっと佇んでいた、ゼロ地点だ。写真について、ナーバスになっていた。わたしの撮る写真は、師匠の真似事なんじゃァないかと、常に不安になっていた。写真のことをやればいやがおうにも、師匠の言葉を思い出す。すべての温度を思い出す。彼が遺したかったもの、彼が伝えたかったもの、その総てがわたしの血管という血管に刷り込まれている。それでも、それは、それだ。それは歴とした、"過去"でしかない。誤解のないように言っておくと、なにもわたしは師匠を否定しているわけでも、蔑ろにしているわけでもない。ただ彼も言っていた。「お前の世界を、創るんですよ~」と。それには私自身がこのうぬぼれ状態から脱出しなければならない。というところまできて、ようやっと、写真を撮れるというスタンスに戻った。さて、どうするか。光の写真、闇の写真。いや、写真は、光と闇の境目にこそ存在する。それさえわかっていれば、大丈夫だ。写真と踊りと音楽は、時として一体で、時として複雑に絡み合い、決別している。どこかに属そうとすればするほど、遠く遠く、果てしない存在になってしまう。それは、紛れもなく本末転倒でしかない。大切なのは、背負いすぎないこと。自らと、そうして被写体さんと、光と闇で、踊りながら唄うこと。これに勝るものは、どこにもない。そんなことを思いながらも、わたしの心はルーマニアに飛んでいってしまっている。きっともう、心と魂の旅は始まっているのだ。始まったばかりなのだ。烏滸がましく、そうしてオコチャマじみたことかもしれないが、わたしは想像できることは総てが現実になると思っている。そうして、ジプシーダンスを踊ってきたのだ。日本にはまだ、名古屋のスタジオでしか教えてもらえなかったジプシーダンス。いまや、ターキッシュロマを学ぶひとたちが格段に増えている。素晴らしいことだ。わたしも、あとに続け先を追い越せ、いやいや、そんなことは関係ない。わたしはどうやったってロマ民俗にはなれない。空気感を覚え、真似をすることはできるが、それでも猿真似にしかならない。だったらば、わたしのロマダンスを踊ろう。大切なのは、そこだ。そのための、日々の、学びと愛の教えなのだ。生きることは、愛の教えだ。そうして生きることは、愛の定義なのだ。そんなことを思う。春一番を感じながら、今日も魂が、どこかへ飛んでいく。誇らしい日々よ永遠に。そうして失くすことなかれ。


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レストランショーやります!!!

日にち 3/16(木)
毎月第3木曜日に踊ります🎵遊びに来てね!

時間 20:00から

チャージ ¥500+ご飲食代

場所 高円寺Rumi
杉並区高円寺北3-2-15
BOLBOL2号店 Rumi 1階

⭐ご予約はわたしか、直接お店にお電話ください。

電話番号 03-5356-6640

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MINAMI

ベリーダンサー/写真家。
キャッチコピーは"砂漠のSlow Dancer" 10代の頃、ドバイの砂漠でベリーダンスに出逢い、帰国後、独学で踊り始める。その後、トルコに何度も渡り研鑽を積み、2015年、韓国ベリーダンス大会FIDにて総合優勝を果たす。レストランショーやイベントなどで活躍する傍ら、現在は自身のベリーダンススクール"THE LIQUID HAREM"を主宰し、後進の育成に努める。中東音楽だけでなく日本の歌謡曲や演歌、どんな音楽でもボーダーレスに踊ることで、ベリーダンスの美しさや素晴らしさを伝えている。

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💃砂漠のSlow Dancer MINAMI

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