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日本の武術は世界一❗️

僕がハマった沼は武術だ。
日本の武道といえば、柔道、空手道、合気道などなどある。
僕が研究している範囲は古武術などとも言われたりするが、
それらの術理に僕は興味がある。
一見やらせに見えるようなものでも、
実は緻密な術理がある場合と、
本当にやらせもある。
そこがよくないところではある。

しかし、それでもなお本物というのは存在するのだ。

そしてその多くはヒトという動物の構造を本当によく使っている。
そこが僕の沼ポイントなのだ。
医療従事者であれば、解剖は知識としては入っている。
それは理解しているようで本質的な理解していない。
知識はもちろん必要だ。
しかし、その身体の運用はまた別のところにある。

しかも医療従事者は武術を履修すべきと僕は考えている。
昔の武術家は医者も兼ねていることが多かった。
日本であれば柔道整復師なんかはその名残だし、
中国拳法のアクション映画では脈診をしているシーンなど
よくみられる。
東洋医学に関しては気の概念などもあるから、
拳法などの武術と相性がいい。
日本の武術よりそのあたりは進んでいると思う。

しかし、この文化の吹き溜まりと言われている日本は、
各種文化を取り入れて、かつ日本流に進化をさせたり、
融合させたりするのが得意なのだ。
いいところは全て吸収すればいい。
僕は東洋医学も西洋医学も大好きだ。

僕が武術を使ってすることがある。
車椅子からの移乗だ。
車椅子から普通の椅子、またはベットに移すなどの時、
またはその逆で合気上げを使うのだ。
知らないひとから見れば、
肘から先の腕だけを掴んで、
大人の男のひとを動かすのだから、
危ないと思うだろう。
しかし、僕は足の悪い老人を、
障がいがあり、言うことを聞けない大人を
割と容易く動かすことができる。
これは相手も楽なのだ。
ぎゅっともたれているわけでもないし、
手から焦りや不安も伝わらないからだ。

西洋医学でいうところの人体と、
東洋医学が診るひとには少し違いがある。
その違いを理解すると、
より深くヒトという動物を理解できる。

さて、そういったことがわかってくると、
何に気がついてくるかというと、
ヒトという動物の構造の素晴らしさだ。
よく動物として不完全だとか、
二足歩行に進化して、
弱い部分ができたというひとがいる。
それ自体は間違いではない。
不完全で融通が効くようになっているから、
できることがあり、
対応できるようになっているのだ。

ヒトという動物は上からの重さを
足裏に骨で支えることができるようにできている。
もっというと横方向の力も縦方向に変更するような、
力の流れを変えることができる構造を持っているのだ。
よく物理重視の武術批判系オタクがいう物理的におかしいというのは、
このヒトという動物が構造的に持っている変数を組み込んでいないからだ。
まずはこれが理解できないと、永久に一見不思議な技をやらせと
言い続けることになるだろう。

僕も物理はあるべきだと思っている。
地球でする以上物理法則から抜けることはできない。
しかし、正しい変数が組み込まれていないと見つけられない。
ここが僕のいいところで、
頭のいいひとほど物理が強いわけではないが、
物理にめちゃくちゃ詳しいひとより、
武術的に身体を動かしている。
僕より武術的に進んでいるひとは多くいるが、
僕より物理や解剖に精通している人は少ない。
このどちらにも才能のない、
どっちつかずの僕だからこそ発見することのできるものがあるのだ。

数多くの仮説をたて、実践し、
そしてそのほとんどは捨てられる
もしくはその先に進化する。

今まで何度これは大発見だと思ったことがあっただろう。
しかし、結局またその先があり、
進化するのだ。

全く終わりが見えない。

はっきりいって僕は才能がない。
しかし、そんな僕だからこそいける境地があるのではないかと
思わせてくれる日本の武術。

僕がハマってぬけられない沼になったのだ。

#ハマった沼を語らせて


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