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まさかの勘違いを今になって知る

1973年12月発売、小坂明子の『あなた』。
髪の長いお姉さんがピアノ弾きながら歌っている。当時6歳の私は弾き語りできる彼女に尊敬の念を抱いていた。

半世紀近くが経とうとしている昭和の名曲『あなた』。これが失恋の歌だとは、花丸恵さんの拝啓、久米宏様を読むまで知らなかった。小坂明子さんご自身も大失恋の歌だとおっしゃっている。えぇ~!!?

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少女が思い描く憧れの結婚。古い暖炉がある洋風の小さな家でレースを編んでいる女性。バラの花やパンジーが咲いている庭では可愛い息子が遊んでいる。※昭和48年当時ではほとんど見ることがなかった風景

小さい頃そんなかわいい夢物語を抱いていたわ。あなたと私はまだ出会っていないけれど、未来の夫(ソウルメイト)であるあなたはこの地球上のどこかにいる。今どこにいるの?私の横にはあなたがいてほしいのよ。

という歌だと思っていた。全然違った...

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失恋の歌だとわかってからも、まだ私の気持ちは揺れ動く。
『もしも私が家を建てたなら、小さな家を建てたでしょう』
も英語の文法でいうなら仮定法過去じゃないの?

If I were a bird, I would fly to you.
『もしも私が鳥であったなら、あなたの元へ飛んでいけるのに』


6歳の頭で理解した歌。間違って覚えたままだった。そのことにびっくり。正直に言うとかなりショックなのだ。
国語のテスト「作者の気持ちを答えなさい」という問題だったら思いっきりバツを付けられるところだ。

とはいえ、きちんと理解したくて大人になった小坂さんが歌う動画をチェックしてみた。

やはり10代の頃の小坂さんとは違って聞こえる。


男性が歌うと

愛を失い打ちひしがれているように聞こえる。同じ歌をいろんな人のバージョンで聴いてみると面白い。

では、あなたに質問です。

名曲『あなた』はどんな内容の歌だと思いますか?
そこにはどんな風景が浮かびますか?

コメント欄で教えてください。お待ちしています!


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